日の鳥 2
巻末の書き下ろしを併読すると、2011年の震災は天災と人災の二重の意味で「本来物事があるべき時間」を狂わせてしまったのだと実感する。そう思ってみるとニワトリは紛れもなく恐竜の末裔だし、現代に電子や中性子が飛び交う原始の世界が再現されてしまったことに複雑な思いを感じる。そもそも作品世界の「妻」も、亭主である雄鶏も、単なる人間の妄想なのか、「場面の設定の中では事実」という認識なのか、この巻の時点では不明なままだ。…ってのは実は作品の一面でしかなく、見方によってはこれは商業的には極めて稀な、「おっさんの写真集」として鑑賞できなくはない(実際はイラストだけど)。主人公のニワトリはどういう訳だか一巻よりもさらに生き生きとした趣きで、単にイラストとして見るだけでも十二分に高い評価ができる。だから儚げで涙が出そうになる表紙に心を動かされても、ちゃんとこの巻を読み切ることができるのだ。そう、だからもちろん、三巻までついていきますよ。ええ。
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グリーンソルジャー スマートフォンスタンド 2体
トイストーリーファンならおすすめ。吸盤がばっちりくっついてカバーの上からでも大丈夫。
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ストップ・メイキング・センス [DVD]
興味深いインタビュー。本編はもとより盛りだくさんの内容にものすごいお得感。ヘッズがあの当時ヘッズでいられた音楽事情が知れて良かった。NHKホールで見たLIVE、当時はVHSで購入、今はDVDでクリアな映像、おまけつき、お得です。
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特集★昭和幻影絵巻―闇夜の散歩者たち (トーキングヘッズ叢書 (No.23))
愛知で万博が始まって、そのこともあって1970年の大阪万博が再び注目を集めていますがその大阪万博も含めて、昭和という時代に対して、懐かしさとともに憧れのような視線を投げかけているのが、昨今の昭和ブームだと思います。そうしたブームの流れを、単なる懐古趣味で語るのではなく「高度成長という光が生み出した影」の部分に着目して昭和への憧れに、そうした影(=アンダーグラウンド)の部分への希求を読解したのがこのシリーズならではの視点で非常に興味深く読みました。スーパーフラットって言葉が少し前に流行りましたけど(一部で)この本で語られる「昭和の影」とは、フラットで均一で影のない現代社会のウラ返しなのかもしれませんね。
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VICTORINOX(ビクトリノックス) ソルジャーCVAL 保証書付 0.8201.26 【日本正規品】
20年近くVICTORINOX社とWENGER社の同モデルを使用している。多機能を誇る他のモデルも捨てがたいが、山行で、そして旅先で使うにはこの程度の機能で十分。かつて1年近くにわたって旅の友として携行したが、一度も不便さを感じたことはなかったし、何かにつけて役に立ってくれた。もはや、自分のそばにあることが当然といっても過言ではない存在。これこそ名品と呼ぶにふさわしい道具だと思う。
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