書道家・青柳美扇の書道パフォーマンスなどを放送しています。
小室等の新 音楽夜話 J-POPの原点とも言える日本のフォーク・ソングの牽引者で、重鎮である小室等がホストをつとめる音楽番組。 70年代 ...
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小室等の新 音楽夜話 J-POPの原点とも言える日本のフォーク・ソングの牽引者で、重鎮である小室等がホストをつとめる音楽番組。 70年代 ...
自分も大学に入ったときにとくにやりたいこともなくて、でもサークルには入りたくて・・・・・・という気持ちを思い浮かべながら読みました。ある大学にある、「トマソン」と呼ばれるヘンな建築物が好きなサークルが舞台。活動として見に行く先々で出会うヘンな建物を見てたのしみ、その建物が関連した謎をわいわいしながら解く、いわゆる日常の謎のミステリです。日常の謎はたくさんありますが、この作品のいいところは、謎をといても解かなくても、普通に小説を読んでいるだけでなんとなく楽しいことだと思います。ヘンな建物なのに(回転ずしが流れてるホテルとか)図版はすごく本格的で、そのアンバランスさも絶妙。サークル、ということでキャラも面白いですね。ちょっとネタバレになりますが、探偵役が固定じゃないのもよくて、探偵役がわかっていると、その人物がいうこと=正解、とわかってしまうと思いますが、この本では誰が解くのかわからないおもしろさがあって、今回はどの人物が活躍するのかな?とたのしみに読み進めることができます。続篇があるらしいおわりかたをしてたので、そちらにまた期待してます。 ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫JA) 関連情報
「青葉城恋唄」のヒットや、丸一年続いた「仙八先生」の撮影などといったムーヴメントも一段落ついた時期に出版された、《宗さん》初のエッセイ集。まるで大学ノートに、濃く、硬い鉛筆で書き込まれたかのような、まだ若く、硬質な文体が印象的。後年の『季節(とき)はめぐり、また夏が来て』と重複する出来事等も、単なるリピートではなく別のアングルからみることができ、二冊あわせて読めば、さらに興味は増すことだろう。そういえば、オレが行った年の(仙台市の)成人式の式典に、当時のアイドル系の歌手たちと一緒に《宗さん》も招かれ、ステージをつとめていた(「仙八」で教え子だった三田寛子も共演していたような記憶がある。ま、オレもそんなトシである…)のだが、出演者全員でのトークの最中だったか、いささか騒がしくなった-客席の一部を占めていた-新成人たちのことを、一瞬、《宗さん》は熱く「ごしゃいで(=叱って)」いたのだった(いささか悪ふざけが過ぎる、昨今の一部の諸君からすると、彼らはまだかわいいものだったが…)。そんな《宗さん》の姿が、その出来事からさほど遠くない時期に出版されたこの本を読んでいて、懐かしく思い出された。なお《宗さん》の自作曲の歌詞を集めた部分もあり(「青葉城恋唄」は作曲のみのため、掲載されていない)、ステージ等の定番曲「昔きいたシャンソン」冒頭の、歌詞カードには載っていない“つぶやき”は何と言っているのか、なんて事も、この本を読むことができれば解決するのだが。 宮城野より 関連情報