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ボイスレコーダー撃墜の証言―大韓航空機事件15年目の真実 (講談社+α文庫)
1983年9月1日、稚内沖の日本海北部で旧ソビエト軍戦闘機に撃墜された大韓航空007便は269人の乗客乗員を乗せたまま冷たい北の海に沈んだ。事件から15年、著者でNHK記者の小山巌の追跡取材によって、ついに事件の真相が明らかになった。なんと、パイロットは、撃墜される前も撃墜された時も、そして、撃墜されたあとも、全く何が何だか解らないうちにパニックをおこして12分間の最後の飛行をとげた後、力尽きてモネロン島沖に沈んだ。著者小山巌氏の執念が事件の真相を明らかにしてくれた、作家、柳田邦男氏激賛の衝撃の作品、世界ではじめて、あの事件の真相が明らかになったのである。しかし、多くのメディアは、ICAOリポートの存在さえつかんでおらず、未だ「真相は闇の中」と伝え続けるお粗末さで、元NHK記者の小山巌氏の仕事に学ぶところが大きいといえよう。ボイスレコーダー撃墜の証言―大韓航空機事件15年目の真実 ボイスレコーダー撃墜の証言―大韓航空機事件15年目の真実 (講談社+α文庫) 関連情報
わたしは子供の頃、プラネタリウムで「何にも無い真空の闇の世界が広がっているのです・・・」などと言う台詞を聞いて以来「そうか。宇宙はからっぽな感じで、たまーに地球みたいな星がてん、てん、とうかんでいるんだねー」と素直に思っていました。が、真実は違っていました!「地球では空気中の水滴や煙や塵などで、光が散乱したり吸収されたりして、それで遠くがかすんで見えたりする。とても汚れているように思えるが大気中の塵の平均的な量は重さにして空気の一億分の一である。ところが銀河系空間では星間ガスの100分の一が塵である。地球大気の100万倍も塵がある」{本文要約}おおー宇宙すごい。スカスカじゃなくてムチムチだったんですね。あと「銀河ガス雲のアンパン構造」も興味深かったです。あんこが水素分子ガス。皮が水素原子ガス。その境目にちょうど私たちの太陽がいるんですって・・・何か意味があるんでしょうかね?境目・・・あと、銀河の動きの計算から、光っていて目に見える星の合計よりも、光っていなくて目に見えないもの{ダークマター}の方がうんと多いみたいだ、とか。おお、ますます宇宙はむっちむちなんですね・・・と思える。嬉しい。そして一番知りたかった銀河の中心の事。摂氏マイナス200度もの極低温のガスがなんと一億度もの超高温プラズマの中に浮かんでいるんのである・・・中心は280万太陽質量。その中心部を掠めて彗星のように楕円を描いて回る星がある、その中のso17と呼ばれるものは中心に45天文単位まで近付いている、その時の速度は12000km/秒。銀河中心の半径0.2光年の内側、晩年型の星と若い星がある。若い星がより内側に多く2つのリング構造で説明される{縦とその外のは横}このリングは外側の銀河回転とは逆回りになっている・・・なんだこれ凄すぎる。超新星爆発の後も5個ほどあるんだって。超新星もいくつも狭い範囲に回ってるんだって。一体どんな世界なんだろう・・・銀河の研究はこれからまだまだ進む事でしょう。頭をくらくらさせながらも、とても楽しく読みました。各国が、これからも良い意味で競争して、研究合戦して行ってほしいものです。 天の川の真実―超巨大ブラックホールの巣窟を暴く 関連情報