ELECOM Webカメラ200万画素 筒型 ホワイト UCAM-DLA200HWH
オートフォーカスではないので、ピントがずれるのは痛い。手前と奥のボケがすごい激しい。暗い部屋ではモニターの光でもある程度、見えるのですが、人が緑色になってしまう。設定で変えることはできるものの、暗視カメラっぽい感じになります。あとカメラを起動したときには相手にはぼやけて見えることがあります。最初の5分ほど。ズームなし。値段が安いだけに我慢できる範囲ではある。PC内臓のカメラよりは優秀です。
「卵」「ミルク」「蜂蜜」 [DVD]
音楽は一切なく、静かなまま話は進んでいく。
最初は金獅子賞を取ったということと、少年の可愛らしさにひかれて『蜂蜜』から見ました。
父が亡くなり、この子が一体どういう人生を歩んでいくのかと思い、『ミルク』『卵』と一気に見ました。
1巻90分以上あり、3巻を観るのにはかなりの時間をこの映画に費やしました。
音楽はなく、静かな場面、トルコの風景がずっと続く・・・。
どうかな〜って思いながら観てましたが、すべて観終わった後には、自分の心が不思議なくらい静かになっていました。
「ユスフは今頃どうして暮らしているのかしら?」・・・等と思ってしまいます。
また、一度はトルコに実際に行ってみたくなる、そんな映画でした。
舞踏会の手帖 [DVD]
すごく古い映画だから仕方がないと思いますが、非常に画質が悪いものでした。
特典のスタッフ・キャスト紹介、作品の解説も詳細な情報がなくて残念です。
北イタリアのコモ湖畔の邸宅に住む未亡人クリスティーヌがヒロイン。
夫を亡くしたばかりの36歳のクリスティーヌは、裕福だが子供も友人もいない孤独な女性。それまでの彼女の歩んできた人生、夫との結婚生活がどんなものだったのか、冒頭のシーンだけで想像できます。
20年前、クリスティーヌが16歳の時に初めての舞踏会に出たとき、自分に愛を囁いた男性達を一人一人訪ね歩いていきますが、歳月の流れの残酷さと現実の厳しさを知る自分探しの旅です。
以前から名画だということを聞いていましたが、今回が初見。
誰でもが人生の節目や辛い時に立ち止まってふと考える「もしあの時〜だったら?」美しい過去を思い起こして過去に出会った男性を訪ね歩く、それを映像化した味わい深い作品だと思います。
記憶というのは美化されるもの、昔美しかったものが時を経て改めて見るとその落差に気づいて愕然として幻滅するものでしょう。
クリスティーヌが、自分の生き方を模索して新たな生き方を見出していく過程と帰結は、現代にも通じる普遍のテーマかもしれません。
舞踏会の手帖 [DVD]
モノクロの美しさ、怖さ、慎みと饒舌を堪能できるオムニパス映画の傑作。
マリー・ベル扮する未亡人となった美しい女性が、初めての舞踏会で踊った相手を訪ねて旅に出る。その先々で彼女が出会うのは想像を越えた現実であり、また、当惑するほど純粋だった16歳の自分の姿である。1937年の作品中に、今日「自分さがし」と呼ばれるテーマと、そのひとつの解答が提案されているように見える。そしてラストには新しい役割を見いだす彼女がその後の素敵な予感とともに描かれる。軽いテーマでは決してないけれども、救いの用意されている物語だ。
惜しむらくは、メニューから選べる「雑学情報」の記述が少ないこと。この作品に初めて触れる若い世代にも、公開当時にこの映画を見て信じがたい美しさに魅了された世代にも、それぞれが納得できるような詳しい解説が欲しいところである。