Himalayan Trekking Songs
このCDは、ネパールやインドの楽器による珍しい演奏が楽しめます。とても神秘的な音色で、我々日本人にとっては新鮮な音楽だと思います。ネパールの独特な風情が感じられ、ヒマラヤへ旅をしている様な気分に成ります。このCDは、恐らく欧米人向けに作られた物だと思いますが、日本人が聴いても違和感がなく、どこか懐かしい感じのする音楽です。ただ、一曲の尺がやや長めの曲もあるので、読書の時や寝る前等に聴くのが良いかもしれません。私はこのアルバムの楽器の良さと、珍しさがとても気に入ったので五つ星です。
次元の超越者スワミジ―ヒマラヤ聖者の教え (超知ライブラリー)
インドの聖者ものの本は、何冊か読みましたが、この本はそのなかでも出色だと思いました。
さるグルとともに25年過ごしたアメリカ人の神学者による追想もの。
グルがとんでもない超能力をつぎつぎとやってのけることに驚きながらしかし半ばもう驚かなくなっているトーンで書かれているのが妙に信憑性がある。
グルが人間的に悩んでいたりする様子、洞察にみちたセミナーの内容にくわえ、著者自身の修行のプロセスも素直に書かれている。
恵まれた環境で何年修行しても「1インチの10分の1も進まない」ということをあたりまえと受け入れている。グルを持ち上げすぎず、妄信せず、わかったふりも、聖者ぶりっこもしていない。
しかし編集者の仕事に違和感があり。
この本の表紙デザインの冗談みたいなセンスは、本の内容にあってないし、このような本を読みたい人のセンスとマッチしてないと思います。
翻訳文をチェックする際に「ニューヨーク 5番街、14号通り」みたいなのをどうしてほっておくのでしょう。「14丁目」でしょう。「バックミンスター・ヒューラー」というのは、「バックミンスター・フラー(fuller)のことではないかと思いますが、編集者はノーチェックなのでしょうか。徳間書店のこのシリーズは、こんなのが続出です。内容のよい本なので非常にもったいないと思いました。
レディ・クンフー/密宗聖拳 [DVD]
いろいろと話題にあがっているチベットでロケされた力作です。内容は、財産目当ての政略結婚から発展する闘争劇で、クンフー映画にありがちな単純な復讐劇と違い、なかなか面白いです。アンジェラ・マオ、タン・トゥリャンのコンビ対チェン・シンによるラストのバトルは、とても見応えのある仕上がりです。出演者リストにジャッキー・チェンの名前がありますが、スタントマンとしての参加以外に、ほんのちょっとジャッキーの顔がはっきりと画面に映る程度のものなので、ジャッキー・チェン目当てでの購入は、コアなファン以外は避けましょう。でも、ジャッキー出演につられて購入しても、十分に楽しめる作品であることは確かです。