歌え!ロレッタ 愛のために [DVD]
1980年のアメリカ映画、 題名のロレッタとは実在のカントリー歌手ロレッタ・リンLoretta Lynn(1934-)のことで彼女の波乱に満ちた半生を描いた作品、 本作の演技でシシースペイシクはアカデミー主演女優賞を獲得、原題のCoal Miner's Daughter(炭鉱夫の娘)はロレッタが自身の半生を歌った大ヒット曲に由来、
日本での知名度はカントリーミュージックファンを除けばゼロに等しいようなロレッタ・リンだが欧米においては日本の美空ひばり・都はるみクラスと思っていいです、だから欧米では炭鉱夫の娘といえば説明無用でロレッタ・リンのことと分かるくらいの有名人、
本作では吹き替えなしでシシー自身が歌唱、 シシーが歌った音源を集めたCDも発売されています、
物語はケンタッキーの炭鉱町に生まれたロレッタが14歳で結婚し子育てをしながらプロデビュウし成功する過程を描く、 若きトミー・リージョーンズが夫役でこれが私が知っている限りでは最高にいい、後の人気ブレイク後のどの作品よりも適役中の適役、あまり美男美女カップルでないことが本作の面白さを深めてます、 実在の歌手物語は最近でも「ウォーク・ザ・ライン」があり、その前にも「レイ」がありと適時ハリウッドでは製作されてきたわけだが物語としての面白さは本作が別格でしょう、 女性歌手が主演なので特に女性の映画ファンには強く推薦します、 創作ではない実話のたくましい女の半生記です、 ロレッタは最近でもジャック・ホワイトとアルバム作るくらい元気なおばあちゃんで現役で歌ってます、
1975年のロバート・アルトマン監督作品に「ナッシュビル」というカントリー・ミュージックを小ばかにしたような斜に構えたコメディ映画がありました、 その中でロレッタがモデルと思われる女性歌手が登場し情緒不安定な困った女という描写がありました、 本作はおそらくそんな映画に対する映画人からの正攻法の反論としてロレッタ・リンがどれほど魅力ある女なのかを描いた力作です、 本作の音楽に興味をもったファンはぜひクリント・イーストウッド監督主演の「センチメンタル・アドベンチャー」(1982)の鑑賞もお勧めします、
DAUGHTER
イズミカワソラが好きで聴いたんだけど、正直一番好き。今までのソラ作品大体聴いたけど一番いい。一番ポップで聴きやすいし、「FIND IT」での掛け合いなど声と鍵盤のダブルハーモニーが心地いい。特にM3「夕暮れメロウ」は試聴でもう、やられてしまった。モヤモヤした気持ち晴らそうとする詞と、まさにメロウな切なさ漂うメロディー。きっといつまでも色褪せないと名曲。
このレビュー読んでちょっとでも気になったならぜひ聴いてほしい。こういう名作を埋もれさせちゃいかん。
My Father's Daughter: Delicious, Easy Recipes Celebrating Family & Togetherness
グウィネス・パルトロウが好きなので、興味本位で買ってみました。イントロダクションや要所要所で、彼女のお父さんとの思い出や、自分の家族や子供たちへの思いが綴られています。読んでいると女優でありながらも、母親として、またたくさん両親から愛情を受けて育ったひとりの女性としての、等身大の彼女がうかがえます。
紹介しているレシピもわりとシンプルなものが多く、結構日本にキッチンでも作れるものです。中にはストイックな彼女らしく、マクロビ専門のような調味料も出てきますが、テキトーにアレンジすれば、自宅でマネできます。でももうちょっと凝った料理も載せてくれるとうれしいかな〜と思い、星4つです。第二弾を期待します・・・。
忙しい女優業のなかでも、家族や大切な人との食事の時間を忘れない姿勢に、「家族って大事だなあ」とじんわり感じる本で、私は結構好きです。(お子さんたちの写真も挿入されていますが、とってもキュートです!)
ホワイト・プリンセス [DVD]
いくつかあるシークレットサービス物の作品の中で、純粋な気持ちで見ることが出来るストーリーです。
大学生になったばかりの、主人公サマンサが惹かれる大学の寮長ジェームズ。楽しい時を一緒に過ごし、二人は惹かれ合っていく。突発的なある事で彼の正体がわかってしまう。
お互いの立場ゆえに苦悩する二人。二人はどうなってしまうのか…。
二人の惹かれ合う様子がわかる華麗なダンスシーン。サマンサを後ろから包む様に手を添えるジェームズ。いわゆる゛お姫様抱っこ゛。バーカウターに立っているサマンサをジェームズが担ぎ降ろす…。
見ていると、若かりし頃、夢見て憧れたシーンがそこにあり、胸がきゅんとなりました。
決してハンサムではないけれど、ジェームズのしなやかな身体や動きは、颯爽としていて素敵です。
シャーロットの冒険 (ハーレクイン文庫)
ヒーローの伯爵はひょんなことから牧師の娘の後見人になることに。でもそもそもこの後見人になったことが失敗でした。なぜなら伯爵は一目で牧師の娘に惚れてしまったからです。でも伯爵自身そのことに自覚なし(笑)。
後見人の勤めを果たすべく彼女にいい婚約者を見つけようとするのですが・・・、理性では思っていても本能はまったく別行動。彼女に近づく男を、颯爽と(伯爵本人はかなり必死で)現れては追い返してしまいます。そして追い返した後には決まって「あの男は君に相応しくない」。この矛盾した伯爵の行動が楽しかったです。想いを自覚した後の独占欲もまた良し!おススメです。
ちなみに全て読み終わった後に、再び冒頭部分の数行を読んでみて下さい。「こういうことだったのか」と思わずニヤリとしてしまいますよ。