Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th Edition (2-volume set)
Harrisonの素晴らしさは今さら書くまでもありません。
英語は比較的簡明で、非常に良くまとまっています。
ただ、でかいし重い。持ち歩けません。
18th editionにはiPad版があり、私はそちらを購入しました。
highlightやannotationも付けられるし、検索が圧倒的に便利。iPad 3rdの精彩液晶で読めます。
またiOS5の長押し辞書機能が使えるので、読むスピードがかなり上がります。
$199.99なので値段的には少し安い程度ですが、iPad持ちであればおすすめです。サイズは1.2GB程度です。
Molecular Biology of the Cell 5E
細胞生物学の本質を突いた本であり、「目から鱗」的な記述が何カ所も見られる。本書を読めば、生物学の本質が理解できる。「まだ解明されていないことは何か」が書かれているのも、大きな特徴である。「まだ解明されていないこと」を書くのは「既に解明されていること」を書くよりずっと難しく、著者らの努力の跡が忍ばれる。その意味でこれから研究生活を始める人たちにとっても、価値の高い本だと思われる。またその内容はとてもリッチで、分子生物学や生化学の参考書としても活用できる。平易な英文で書かれており、図板も多く、内容もよく練られており、とても読みやすい。ペーパーバック版に比べて分厚く重いのが難点だが、「発生」など最後の数章もプリントされているのが利点だ(これらの章はペーパーバックでは付属のDVDに記録されている)。少なくとも私が購入した時点では、amazonではかなり安価で入手できた。きわめて利用価値の高い本であると言える。