星条旗よ永遠なれ~ポップス・オン・マーチ
1980年代に録音された同じアーティストによる同種のマーチ集をレコードで持っていて、それが素晴らしいので期待して購入しました。その約10年後に録音されたこのCD,残念ながら指揮のJ,ウィリアムスが歳を取ったせいか、体調が悪かったのか、テンポがやや遅めで「ノリ」が感じられず、いささかがっかりしました。よく言えば、落ち着いて聞いていられますが・・・
1/700 ウォーターライン No.219 日本海軍航空母艦 飛龍 1942
飛龍は第二航空戦隊の1隻として蒼龍とともに真珠湾攻撃から昭和17年のミッドウェイ海戦で戦没するまで、西太平洋を縦横に駆け回った航空母艦です。ミッドウェイ海戦でも4隻の空母中、最後まで生き残り、第二次攻撃隊を発進させたことで有名です。
キットは数年前にこれら4隻の中で唯一リニューアルされ、こちらは1942年のまさにミッドウェイ海戦当時の仕様となっています。日本の空母の中でも左舷側に艦橋を設置したのは赤城と飛龍だけなので、特徴あるフネのコレクションになると思います。また、箱絵にある、飛行甲板の日の丸は最近では定説になっているようで、目立つことは目立つのですが、人によっては、好き嫌いがあるので、ご自身で判断されるとよいでしょう。
また、飛行甲板に艦載機を満載したい場合は、前期型のセットを別途調達する必要がありますので、お含みおきください。
1/48 ダグラス TBD-1 デバステーター VT-8 ミッドウェイ 1942 (L4807)
デバステーターとは、なんともマニアックな機体をチョイスしたものだ。過去には、1/72エアフィックス、1/48モノグラムと、キット数こそ少ないが、良キットに恵まれてきたデバステーターであるが、両方ともかなり古いキットであり、現在のレベルで見ると厳しいものがある。そこに、このGreat Wall Hobby社のキットの登場である。折り畳み指示部はメタル製、キャノピーのマスキングシート、エッチングパーツと、最近のキットらしい内容であるが、クリアーパーツは緩衝材で保護されているなど、メーカーの配慮が感じられるところも嬉しい。キットは、パーツの状態で見た感じではあるが、全体の形状は好印象である。主翼折り畳み機構、コクピット周辺等は十分すぎるほど再現されていると思う。カラーリングはミッドウェイ開戦時の地味なものだけなので残念だが、開戦前の派手な機体も、部品変えかサードパーティーの別売り等で、今後対応されるだろう。
バトルステーションズ: ミッドウェイ
他のレビュー書いている人は酷評が多いですが、星5つつけてあげたいと思います。
軍艦(特に戦艦)がとにかく好きなので、鋼鉄の咆哮シリーズと提督の決断をプレイした事がありますが、2つの欠点をあえて言うならば
鋼鉄の咆哮→せっかく「大和型」や「金剛型」ソックリの戦艦をつくって楽しんでも、すぐ敵が強くなって使い物にならなくなる
提督の決断→艦隊戦は面白いけど、結局戦闘指示だけで攻撃は見てるしかない
というところです。ですがこのゲームは改造というシステムがないのと、
基本戦艦最強+シューティング要素があるので、上の二つのソフトにある欠点がありません。
鋼鉄でレーザー兵器にウンザリした人や、提督でヒマしたことある人にはオススメできます。
シングルプレイも難易度高めで、やりこみ要素も充実していますので星5つ!
ミッドウェー海戦 第二部: 運命の日 (新潮選書)
本書には、従来は知られていなかった(私が読んだ本には書いていなかった)ことが書かれております。
「3空母の炎上後に、飛龍を発進した艦爆隊(小林道雄大尉 指揮)は、珊瑚海海戦の戦訓により、『米軍の電探を避けるため、800〜1,000メートルの低空を飛んで米機動部隊に接近し、ヨークタウンを中心とする輪形陣を視認する距離(30海里程度)まで迫ってから、急降下爆撃に必要な2,000メートルの高度への上昇を開始した。また、従来の、指揮官機を先頭に一機づつ『縦隊』で急降下する方法ではなく、編隊を『鶴翼』として、ヨークタウンめがけて一斉に急降下して、対空砲火を分散させ、回避を困難にする策を取った」
ということです。なお、艦攻隊(友永丈市大尉 指揮)は、通常の飛行高度である3,000メートルの高度で進撃したとのことです。小林大尉の指揮する艦爆隊が、米軍電探を避ける進撃方法、新しい急降下爆撃法を採った経緯については「珊瑚海海戦の戦訓により」としか書いてありませんが、特記すべき記載です。
その他、従来の最新・最良の文献と言える日米空母決戦ミッドウェー―運命の三日間!戦局を一変させた史上空前の大海空戦ドキュメント (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (55))とは違った角度から、ミッドウェー海戦を詳細に述べております。ミッドウェー海戦の策定の経緯について詳述した上巻(ミッドウェー海戦 第一部: 知略と驕慢 (新潮選書))と併せ、良書として推薦します。