レッド・オクトーバーを追え (下) (文春文庫 (275‐52))
「レッドオクトーバー」がたくさんの人に愛され、
大ベストセラーとなったのは、
現実にありうる、と思わせるリアル感があったからだとおもう
そこには万能な超兵器などはなくて、
実際の論理に則して動きを制限された潜水艦と、
そこに乗務する人の、圧迫感、閉塞感、緊張感といったものがある
下巻に入り物語も佳境へ 潜水艦戦で魚雷も飛び交う
しかし、リアルな背景の上に描かれているのは人
たくさん出てくる個性的な登場人物に引き込まれました
おもしろかった
今度は、英語版を読んでみたい。
レッド・オクトーバーを追え!アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
いかにも男性向けというアクションものであるにもかかわらず、女の私を惹きつけてやまない作品がいくつか存在します。
この「レッドオクトーバー」はその代表格。
一体何度見返したか分からないほど、大好きです。
とにかく、オープニングが最高。
プロコフィエフ風の、荘厳で、どこか哀切を含んだ合唱曲がおごそかに奏でられる中、
原潜レッドオクトーバーが、ふるさとソ連の、低く垂れこめた灰色の空と海を切り裂くように出港していく。
このシーンの、文句なしのカッコ良さ。美しさ。
痺れます。これだけでもう勝負あったという感じです。
音楽と映像がこれほど見事に溶け合う離れ業は、めったに見られるもんじゃありません。
作り手の才気を嫌というほど感じさせられます。
ショーン・コネリーも絶品ですね。
「ザ ロック」でもそうでしたが、彼が現れるだけで、画面が豪華に、そして、どこか艶っぽくなるような気がします。
美貌が絶頂期にあったアレック・ボールドウィンも出ているし、実は、女性に対するサービスも万全の作品なのかな。これは。
女の私がかくも惚れ込んでも、さほど不思議ではないのかも知れませんね。
変化の速い今のご時世。
この名作もすでに「ひと昔前の映画」の仲間入りをしているのかもしれませんが、今見直しても古い感じはまるでしません。
アクションものはあまり見ないという女性でも、肩肘はらずに楽しめると思います。
たまには、ステキな艦長と、原潜で海底クルーズとしゃれこみませんか。
レッド・オクトーバーを追え (上) (文春文庫 (275‐51))
映画はみていないものの話題作なので、原作小説を読んでみました。潜水艦内で何かテロ行為が起きてそれをどこぞの映画よろしく防ぎとめるのかなと思いきや、いきなり米ソ冷戦構造で亡命に向けてあれこれ緊迫した展開が繰り広げられると言う何やら複雑な展開で、冷戦も崩壊した現代ではまず、頭を遥に米ソ冷戦構造まで遡らせねばならず、いきなり何も知らずに読み始めた私には其の複雑な社会背景に戸惑いを思えました。それと舞台がドンパチドンパチ直接戦闘を繰り広げる戦争ではなくぶつかりそうでぶつからない緊迫の冷戦の最中の海深くに沈む潜水艦の中の出来事でしたので、まず特殊な潜水艦の構造と飛び交う海の専門用語にひたすら頭がぐるぐる回りながらただ其の複雑な社会背景と分かりにくい専門用語についていくのが精々でした。ジャック・ライアンは出てきましたけどたった一人でテロに立ち向かうのではなくその冷戦の中で様々な思惑がひしめき合う中で其の複雑な社会構造に埋没されて私には誰が誰だかわかりにくくなり只管にわからないままただ読み進めていかざるを得ませんでした。ソ連側潜水艦レッド・オクトーバーも艦長のラミウスを中心にキューバへ亡命するとか言いながらその理由背景は何となく理解できた物の一方では対する亡命側の何とキューバではなくてアメリカが亡命どうのこうの騒動していて何だか分からなくなったままそれが下巻へ向けてどうなっていくのでしょうか。
レッド・オクトーバーを追え! オリジナル・サウンドトラック
ロボコップなどの音楽監督としても知られるベイジル・ポールドゥリスが手がけた「レッド・オクトーバーを追え!」のサントラ盤です。
ロシア正教の賛美歌?風の音楽が、謎めいていてどこか神秘的な雰囲気のあった冷戦当時のソ連のイメージをうまく描き出し、荘厳な世界観を創出しています。それぞれの楽曲の完成度は高く、BGMのみならず単体の音楽としても聴き応えがあります。
ひとつだけ残念なのは、攻撃型原潜コノヴァロフが登場するシーンの音楽が収録されていないこと。劇中でも非常に印象に残ったスコアだったので収録してほしかったですね。
グレイト・ファンタジー・アドヴェンチャー
CDの曲名&映画タイトルをみると、「知っているものもあれば知らないものもある」と言う感じ。
けれども、いざプレイヤーにセットして聞いてみると「あ!これこれ!!」と言う感じで聞き覚えのある曲がほとんどだった。実際に映画のタイトルを知らないのにその音楽が聞き覚えがあると言う感じは驚きの一言。
聞く価値はあるし、特殊効果音がセットされている数少ないCDでもある。
それによってステレオスピーカーだけでも、5.1chのような3Dサラウンドが堪能できると言うわけだ。実際聞き比べるとジュラシックパークのTレックスのうなり声は圧巻だった!(BGM等々に使えそう)
まとめると「聞き覚えのある」「特殊効果すご!」という感じを味わえるよいCDだといえる。