ヴォネガット、大いに語る (ハヤカワ文庫SF)
なかなか入手の難しい一冊。
ではあるが、古本でも入手できるようでよかった。
(サンリオ文庫版も検索してみてください。ぜひ。)
まずは地域の図書館で検索してみて、借りて読んでみましょう。
この本では、「スラップスティック」の構想が語られており、
そして拡大家族の必要性がこれまたしつこいくらい説きに説かれている。
彼の言っていることは、他の長編やエッセイやインタビューとなんら変わらない。
彼は、言ってる事が全部同じ。何冊読んでも同じ。
しかし、ヴォネガットのエッセイのなかでも、この本と
「死よりも悪い運命」は群を抜いて重い。
内戦が続く現地への取材旅行がどちらにも含まれていて
(「死よりも」はモザンビークの取材)、そのせいもあるのかもしれない。
ビアフラのナイジェリアからの独立運動の失敗による、国民の危機的状況は、
冗談でも言わなきゃやっていられない。
といいながらも、もうすっかり笑う力すら残っていない。
そんなヴォネガットが、そこにいる。生々しいのだ。人間くさいし、あがき、悩んでいる。
わたしは彼のエッセイであるこの本と、「パームサンデー」と
「死よりも悪い運命」の再販を、心から望む。
かつて、エリオット・ローズウォーターは、人生について知るべきことは
「カラマーゾフの兄弟」の中にある、と言い、そしてこうつけ加えた、
「だけどもう、それだけじゃ足りないんだ!」。
わたしたちは、「国のない男」だけじゃもう足りないんだ!
どうせつくなら、気分のいい嘘をつこうじゃないか。
未来は暗く、生きることはつらい。それでも人生は続く。
なあ、赤ちゃん。こんな地球にようこそ。
でも、きっと人の親切が、君の心を明るく楽しいものにしてくれる。
アメリカ人のこの作家は、そんなたわごとを一所懸命書き続けてきたおじさんなんだ。
こんな人がいたなんて、それはきっと素敵なことに違いない。
わたしはそう信じている。
(追記:2008年秋に復刊決定。よかったです)
FAKIN' POP
平井堅、実に3年3ヶ月ぶりとなるニュー・アルバム。そんなに経っていたのか!と思ったのだが
よくよく考えればベストも出してたし、シングルのリリースもコンスタントに切っていたので
そこまで待った、という気もしないというのが個人的な印象。
そんなわけで日本が誇る純度の高いポップ・メイカーの期待の新作はいかに。
かなりベスト度は高い。というのも05年の「POP STAR」から全てのシングル、またはカップリングがはいっているので
当然といえば当然なのだが、それでもアルバムの流れがキチンと出来ているのは流石である。
前述の「POP STAR」から一気に広がるキラキラした世界観と小気味の良いビートが鳴り響き
そのままアップとバラードを重ねて一気に親への感謝を歌った「写真」へ辿り着く。
或る意味、コンサートを意識した楽曲構成ともいえる気持ちのよいアルバムである。
基本的に自分は平井堅はアルバム・アーティストだと思っている。
シングル単体では伝わりきらない情報や感情などがアルバムで聴くと鮮明になる感じがして。
それと同時に、彼の音楽を軽視している人たちもアルバムで聴いてもらえば余裕で引き込めると思う。
あと、このアルバムでは同じ曲調が2曲続く事が多い。アップ2曲のあとはバラード2曲という風に。
「POP STAR」「君はス・テ・キ」のあとの「君の好きなとこ」「キャンバス」や、
「Twenty!Twenty!Twenty!」「バイマイメロディー」のあとの「いつか離れる日が来ても」「写真」のところなど。
こういう同じ曲調をあえて被せ被せにするという構成はあまりないので新鮮だった。
そして曲調自体もほぼアップテンポとバラードの2パターンで構成されてるのも面白い。両極化というか。
そして3年という月日のせいか、ブライトな曲とダークな曲の差が激しいのが面白い部分だ。
例えば「〜生まれ変わる旅がはじまる」というフレーズが大好きな「バイマイメロディー」なんかは
イケイケのポップチューンで取材のときもなかなかに明るい感じであったのだが
「fake star」という曲はむしろ人間の汚い部分を真正面から描いた曲になっていて、
しかもその時の雑誌の取材では現在の音楽シーンに対する不満や怒りを見せていた。
ちなみにこの間、約1年であるがその期間でこうも気分が変わるのも珍しいが、それに蓋をせずに
敢えてそのモードでいくという姿勢は個人的にとてもピュアでいいと思う。
キラキラもドロドロもたっぷり詰め込んだ豪華絢爛な7枚目のアルバム。
今まで彼に興味が無かった人もこのアルバムを聴けば好きになれるんではないだろうか。
ちなみにTVのインタビューで「次は平井堅に興味がない人も興味を示すような作品を作りたい」と
いった趣の発言をしていたので、これからの動きにも注目したい。
マリン商事 手回しFMラジオ 発電充電機 LEDライト サイレン付き i-Phoneも充電可能 EI-10224
取っ手を外してクルクルまわして充電すること5分程度・・・
まず、ライトやブザーは普通に使えます。ブザーは若干音が小さい気がしますが。
ラジオは室内で試してみましたが、適当にチャンネルを変えているとハッキリと
人のしゃべっている声や内容が聞き取れました。
雑音は結構ありますが言葉ははっきりと分かります。付属のラジオとしては満足です。
iPhoneユーザーではないので携帯の充電だけはわかりません
携帯用充電のコードがひとつ入っていましたが手付かずです。
総合的に・・・
個人的には満足しています。
Pioneer carrozzeria 携帯電話Bluetoothユニット ND-BT1 ND-BT1
FOMA携帯をスマホに機種変。
ナビはカロ099Gを使用。
スマホではナビの接続ケーブルが対応していないのでハンズフリーが出来なくなり
運転中の携帯使用ができなくなるのは厳しいのでBluetoothには対応しているので早速購入して取付ました。
ナビとの接続もFOMA接続ケーブルと入れ替えるだけですのでとても簡単です。
ペアリングもナビ画面にしたがって一度設定するだけでOK。
設定できていれば車に乗り込んでナビが立ち上がればスマホを自動認識してくれます。
音声もFOMAの時よりもクリアで途切れもなく鮮明に聞こえます。
初めからこちらにしておけばよかったな。と思いました(^^;
残念ながら自分のナビではipodとの音楽などの通信ができないのが残念。
ナビ本体の問題ですが・・・☆一つ減点です。
この辺りの対応はナビ本体のほうで確認しておく必要がありますのでご注意を!
NTTドコモ FOMA 充電機能付USB接続ケーブル02 AMD59016
携帯電話の充電と、microSDへのデータ転送を可能にしてくれるケーブルです。
F905iでの話ですが、充電機能だけなら卓上ホルダ経由でも使用可能だったので
このケーブルをPCに挿しっぱなしにして、必要に応じてスイッチのon/offで
充電を制御する…という使い方もできそうです。
ただ、FOMA用ACアダプタの出力がDC5.4V/700mAとなっているのに対し、
このケーブルの出力はDC5.4V/400mAとなっているので、ACアダプタ使用時より
充電に要する時間は増える事になります。
ちなみに、データ転送の速度はきちんと計測したわけではないのですが、
4〜6MBほどの音楽ファイルは1つあたり数秒で転送できました。
(MTPモード、WindowsMediaPlayer10にて)