白虎隊 [DVD]
新しい時代を作るためには、犠牲を求められる事も時にあります。
藩を挙げて、その犠牲とならざるをえなかった「会津藩」。
その悲劇の歴史の中でも、とりわけ悲劇的な「白虎隊」のエピソードを中心に、
当時としては空前の制作費を用いて作られた歴史群像劇です。
現代の水準でも、これだけ完成度の高い時代劇を作ることは困難です。
男らしく、女らしく、勇ましくまたたおやかに、時代の波と戦った会津藩の物語です。
土方歳三の「会津は俺たちを最後まで裏切らなかった・・・さらば!」という名台詞、感動的です。
十代 ―恵子の場合―【DVD】
いつ頃放送されたのかも憶えていないくらい昔に深夜映画枠で偶然観た映画です。
絵に描いたような女子高生の転落話なんですが33年前の制作って事を考えれば衝撃的内容では
ないでしょうか?主演の森下愛子さん(撮影当時20歳位の筈です)が可愛くてビデオ化
されていないか?探したんですが、当時はソフト化はされていませんでした。
たまたま観たDVD雑誌にソフト発売の予告を見つけ、早速Amazon Go!でポチッとな!をしました。
テレビで観た時は森下愛子さんのヌードに気を取られて相手役が誰なんて気にしてませんでしたが、
彼女が惚れるヤクザ役に三浦洋一、古本屋の店員としてヒロインと出会いトラック運転手に
転職した朴訥な青年役を風間杜夫が演じてます。脇を固めるその他の俳優も東映ではお馴染み
の顔がズラリと揃ってます。
映画の内容としては古臭いかもしれませんが、森下愛子の翳りのある愛らしさを観たい方には
お勧めします。内容的に家族揃って鑑賞は出来ませんけどね。
おまけ映像は劇場予告とロビーカードの静止画像のみです。
南の島に雪が降る [VHS]
よくもまあ、ここまで芸達者な芸人をフルキャストで・・・まあ・・・という素晴らしさ。加東が面接のときに伴淳の演技を見る目は、まさに至極のものに出会ったときの監督の目だ。その監督兼主演の加東も自作自演というだけにいつにも増して熱が入っている。
志村喬&三橋達也のビジュアルからしてハマリ役の上官、伴淳三郎&桂小金治&三木のり平の芸達者ぶりに舌鼓を打つまもなく渥美清まで加わる。これだけのキャストが集って、戦地における慰安劇団を作るんだから面白くないわけがない。
フランキー堺やら森繁久弥が加わってきてもう気分は、まるで「駅前シリーズ」か小林桂樹で「社長シリーズ」(しかも特別出演でチョイ役でしか出てくれない)だが、実にいい泣かせどころも用意されている。しかもそれがごく自然なエピソードとして盛り込まれているため、反戦メッセージも決して偏ったものではなくて、純粋に自然と戦争への嫌悪感がわいてくる。
「せっかく劇団を作るんだから一応ちゃんとしたものを作ろうと思ってるんだ」という加東大介のせりふは、そのまま本作への思いを述べたものではないかという気がするのは気のせいだろうか。それほどこの作品は出来がいい。昨今の意味不明な泣かせ劇で反戦を訴える駄作より数倍説得力があり、見ごたえもあった。
コロちゃんのチャンバラ大行進~スーパー時代劇レアリティーズ~
『影同心』のサントラには収録されなかった(盤権の関係で収録できなかった・・・)『影同心II』の主題歌『いつかおまえに』が収められているのが
嬉しい!。それに『翔べ!必殺うらごろし/必殺渡し人』のサントラCDに
これまた収録できなかった『必殺渡し人』主題歌『瞬間の愛』も収められて
います。サントラ購入時にこの歌を聴けず残念に思っていたファンも多かっ
たのでは?。素晴らしい完成度を持ちながら、あまり商品化の機会に恵まれ
ていなかった『瞬間の愛』、この機会にあなたのコレクションにぜひ加えて
みてください!。