なるたる(8) (アフタヌーンKC (283))
突然「竜」についての考察が始まる。
そこから「命」とは何かという
作者の追及したいテーマが提示される。
有機体は作れても「命」は作られない。
では、一体「命」とは何か?
そのテーマを
この作者は、ずっと追い求める。
「命」の入れ物としての身体。
その身体は、他者に、あっという間に破壊されてしまう
非常に脆いもの。
なるたる(7) (アフタヌーンKC (266))
性と暴力が一番手っ取り早く受け手に衝撃を与える方法だから、
この漫画を読んだときにドキドキするわけなんだと思う。
須藤さんが先生に述べた考えは次のページでの高野の意見で分かるように、
前世紀の廃棄物にすぎない。少し学べば簡単に須藤の論の穴を突く事は可能。
だが、それは読者ではなく作中で行うことだと思う。
ヒロインのシーナがそれを担えるのかは次の巻を読まないとわからない。
否定しないまでも須藤の論と対になる思考を作中に見出せたほうが、
個人的には良いと思うのだが……。
テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.1
今、アニメはかなり迷走を続けていると思います。
深夜に大進出をし続ける単クール萌えアニメと、
視聴率の為といわんがごとく放送クールを延ばし続けるメジャーアニメの二極化・・・。
一昔前に夕方でもマイナーアニメが放送できた時代があったことが逆に信じられません。
何よりも、キャラクターがどのアニメを見ても統一されすぎてて、もはや分別すらできなくなっていると思います。
そんな中、割と早めな深夜帯に放送を開始したアニメがこの「ぼくらの」でした。
このアニメは、まずキャラごとにきちんと描き分けができており、アイデンティティーの土台がしっかりしています。
また、ほぼ登場キャラが中学生だというロボ物の王道を踏まえながらも、決して物語としての主張性のあるキャラ(説教くさいキャラ)は殆ど出ません。
どちらかというと、かなり自己顕示欲のあるキャラばかり。
そこに、中学生として存在のリアル感がある人物像が潜んでいます。
これは、美少女でまずキャラと作品のベクトルを定めようとする最近の新作アニメとは、明らかに一線を画すコンセプトといえます。
そして、展開が進むごとに、全員が逃げる事のできない「死」を突きつけられた時の心情変化がまざまざと描かれることになります。
少し雑になってしまう回もありますが、全体的にはやはり達観で「死」を見つめているかのような心情では決して描かれない所にむしろ好感が持てます。
心情描写は物語の核であり、作品の空気も決定付けます。
むしろ、この作品の大半の要素はこれに尽きるでしょう。
この作品が最後どのようなベクトルで終局点に到達するのかは未だにわかりませんが、
私はこの作品を最後まで支えたいと思います。
キッズステーション アニメ「なるたる」サウンドトラック
『なるたる』というSFファンタジーアニメを知ってる人には待ちに待ったCD。 まったく知らない方には仮想空間を旅する時のBGMに必携の1枚。 元気印のテーマソングや独特の世界観を持った全30曲の音楽達に、きっと魅了されますよ。
なるたる 全12巻 完結コミックセット(アフタヌーンKC )
こんな作品は初めて見ました。
ある意味この人が伝えかったのは極論中の極論だと僕は思いました。
ハンパない。
浦沢直樹のMONSTER(これもすごい!!)を読んだ以降で初めてです。これはすごいと思ったのは。
天才は何考えてるか分かりませんwww
ある意味で上記の作品とは両極端にある作品だと思います。
複雑何だけど分かりやすかったです。こちらの作品は。
BAD ENDも気持ちいいほどBADENDだと清々しいです。
中途半端で終わって、気持ち悪い終わり方も僕は大好きなので、
交代式で見たいです。
とりあえず、BADEND無理な方にはおすすめできません。
綺麗事皆無なんで。
とりあえず、中学生で喫煙とあれはしちゃいけんよ。