ビジネス・ケースブック〈3〉 (一橋ビジネスレビューブックス)
1・2・3とも刺激的で面白い。1は「ケースの取説」的位置付け。ケース討論の様子も面白い。取材が緻密で、膨大な資料に当っている。15人くらいでいくつかを討議したときは、一人で読むより10倍面白かった。3が2004年だから、素材の時期が古いと思うかもしれないが、事業で直面する基本的な課題を扱っているため、ケースの価値は全く落ちていない。
例外はあるけれども、本シリーズでは、組織の多面的な協働関係や、チャンスを掴んで成功してゆく経過を整理し、詳細に記述してある。なんでこんなことをと思える例もあって、興味深い。事業で起こっていること、行なっていることの理由を追いかけたり、討議したりするのに役立った。優れた素材。
HBSなどの邦文ケース本とは性質が異なる。本シリーズでは、現場の日常活動の特徴といった企業の深層まで踏み込んで、詳述している事例が多い。成功に導く変化がどこでどのように起こったかも示し、多様な示唆に富む。話が細か過ぎる部分もなくはないが・・。一方、HBSなどの邦文ケース本では、登場人物は経営者・CEOで、起こったことをベースに記述し、豊富な財務諸表や数表や図が戦略の背景と経過・結果とを示す事例が多い。経営者企業(A.D.チャンドラー)の事例が目立つ印象がある。同じケース本でも、両者の目的は異なっているように思う。
キリンビール大学 超人気講座 ビールでいただきます!
「必修講座」として取り上げられている料理のいくつかを挙げてみると、枝豆、焼き鳥、焼き肉、ギョーザ・・・と、「この料理を食べるにあたってビール抜きというのは拷問に等しいのではないか!?」と思えるほどにビールと相性の良い料理が並んでいます。
それと同時に、「ピリッとさっぱり! ナスの甘酢炒め」「スタミナチャージ! シンプル酢豚」など、ビールに良く合いそうな簡単にできる料理も紹介されていて、ビールの楽しみ方を広げてくれる本だと思います。
まあ、簡単レシピの中に「ビアカクテルをつくろう」と気軽に呼びかけながら紛れ込んでいる「ビール大学スペシャル」はヤバそう・・・。どうヤバそうかは読んでのお楽しみ。
それと、この本についてくる「しおり」がなんともいえずカワイイです。一見の価値あり。