照沼ファリーザのワンダーランド 食欲と性欲
いやー、正直参った。
ちょっとした衝撃。
久々に芯のある写真集を見た気分。
単なる可愛い系で終わっていない。
さらに突っ込んだ世界が展開されていて、そこに清々しさを感じる。
人間の欲望をオブラートに包むことなく晒け出しちゃった感が気持ちいい。
世に数多(アマタ)ある「カワイイ系」で終わってしまっている一般的な写真集に対して
「で?」と問いかけることのできる稀有な写真集ではないか。
しかも全てセルフプロデュースで
しかもAV女優(知らなかった)ときたもんだ。
(逆にだからこういうものが作れたのか。)
いや参った。
書行無常
藤原 新也 「書行無常」 変形本
藤原という人はいつも何かに向かっている。今回の本のメインは書と写真と言葉だろう。
写真集と見まごうばかりの写真の量も愉しい。
あまり種明かししてしまうと読者が考えてしまうので敢えて三点をここでは
皆様にお知らせしたい。
ひとつは52kgの女性の髪を筆にして自身の体に彼女をククリツケて書を書いたところ。
この人人じゃない!!なんてあまり驚かないわたくしも藤原のやりそうな事だなとは思っていたが
実際にやったところをまずご覧ください。
ふたつめは表紙裏のモノクロームのある世界の崩壊と月だ。これは被災地の夜に余りにも
悲惨な大地の崩壊をみながら、月は今夜も何事も無いように美しく昇ってくるその何も言わない
心に響く哀しみは是非ご覧になって欲しいと願います。
みっつめは私事なのですがインドはひとつのあこがれでした。たとえ水が傍に行くとにおったり
路が都会で育ったわたくしには見たことの無いくらい汚れていても。まだ行きたいとおもっていました。
しかし。広々とした大地とガンジスの河は私にはあの津波を思い出させました。TVで見てもYOUTUBEで見ても
なんとも形容できない
それは凄い天の怒り宇宙の終わりのようでした。それを見たときインドの憧れは消えてしまいました。
河のそこには何百年の骨がぞろぞろとうごめいている。あのリアス式海岸に何千もの方がまだ見つからない。
ただ哀しみがポツンとありました。
裏表紙なかのモノクロームの藤原新也の様子を見ますとまだまだ先と闘うんだなとかんじられました。
この一冊はいろいろなものがまざっていますが藤原が解説のように分かりやすい言葉で説明?されています。
是非 この一冊「書行無常」をお読みください。
推薦いたします。
Dogma D-HOLE 晶エリー ローション付
パッと見的にはオーソドクスなホールです。しかし!さすがドグマさん、スーパーソフトシリコンと360度立体スパイラル構造がねっとりまったり刺激してくれちゃいます!見た目の何倍もの快感が得られます!
私の奴隷になりなさい (角川文庫)
官能小説としてはまあまあかと思うが、細部が弱く今一つのめり込めないものを感じた。(例えば、香奈は一体どこでどのようにして「御主人様」と出会い、いかにしてあのような関係になったのか。)また、「奴隷になるということは自由を奪われるということではない。隷属というのは、他のものに対して寛容になるということなのだよ」(191頁)というが、主人との関係では自由を奪われている訳だし、その関係を守るためには他のものに対し不寛容たらざるを得ない。その意味で、「SMとは嗜好ではなく関係性の問題だ」(189頁、208頁)という命題はそのとおりかとは思うが、SMとは日常における関係性の組み換えの単なる一パターンに過ぎず、果たしてそのように大仰に云う必要があるのか否か、やや疑問に感じた。
「自分はどのタイプの女とするべきか、どのタイプの女と関係を持てば、自分がもっとも心地よい状態を作れ、かつ相手にはそれ以上の快楽をもたらすことができるのか。そこを把握すれば、どんな女でも簡単に口説ける」(185〜186頁)。
なお、末尾の「スモールワールド」の内部描写を具体的に想像するためのDVD素材としては、『躾と調教 悦虐のドッグカフェ』(主演:柳田やよい、川上ゆう)などがよい。