愛と青春の成り立ち (ビッグコミックス)
いつかプロデビュー! ミリオン売ってビッグになる!! なんてアマチュアバンドをやってるみんながみんなそう思ってるわけじゃない。
主人公のタカオは高校では居眠りばかりで勉強に意味を見いだせないタイプ。そんな彼が熱中しているのはバンド活動。タカオはアマチュアバンド「タトラ」のドラマーだった。地道で孤独な個人練習。意外と金のかかるスタジオ練習。思っていたより事件の起きないライブ活動。でもそれこそがまさにバンド活動の実態なんだよね。
タトラはメジャーデビューを目指してない。でもそれは片手間で音楽をやっているということじゃ決してない。そして活動を続けていればスポットライトがあたる時も間違いなくある。その光を浴びる瞬間と、それまでにやってきた事は何物にも代え難い宝物になるだろう。
人生は続いていく。バンドも続いていく。大げさに言えばそんな話。今楽しく音楽やってます。昔楽しく音楽やってました。そんな人におすすめです。