ラーメンズ The Box Set of Four Titles Rahmens [DVD]
ラーメンズ好きにはたまらないDVDボックス。
片桐さん、小林さんの素晴らしさがぎゅうぎゅうにつまっています。
私のオススメは、
「椿」ではアイディアが冴える「高橋」。
「鯨」ではなにもかも最高ですがラストが頭から離れない「バースデー」。
「零の箱式」ではあっと驚く「片桐教習所」。
「雀」ではラーメンズらしい「お時間様」。
DVDボックスということで金額は高めですが、すべてをみたあと、なぜ今まで買わなかったのか不思議になるほど惜しくありません。
ラーメンズ好きは絶対持つべし。
小林賢太郎プロデュース公演「good day house」 [VHS]
Sweet7ではプロローグとエピローグにちょこっとだけしか出てこなかった小林さんが一幕まるまる出てたりするので、Sweet7よりラーメンズ色が濃くでてます。三階のオチの仕掛けが明らかになるときのあの快感とか、もろ小林賢太郎マジックだし。
森谷さんのダンスは必見だし、室岡さんの濃い演技も相変わらずおもしろくて内容については星5つなんですが、ビデオ化するならこっちを先にして欲しかったということで星4つに。
小林賢太郎プロデュース公演 「good day house」 [DVD]
他のKKプロデュース作品と比べると舞台装置を簡素化して勝負している作品。(それぞれの階ごとに装置の配置を変える方法をとっています。)
おすすめはやはりラーメンズお二人のかけあい。
描くことの出来ない画家(?)と何でもできる工務店員。
予想だにしないオチに心から驚愕、そして感服です。
一つの舞台で何人もの人間の生活を覗き見るということに、不思議な感覚を覚えるはず。
どの階もエキセントリックな住人ばかり・・・さぁ、どうするカタクリ工務店。
心から面白いと言える作品です。
微妙ハンター
ラーメンズのファンなら☆一つ、熱烈ファンなら☆二つ増でしょうか。だから、私も本当は☆四つをつけるべきなのかも。
知的な企み屋と、大胆なパフォーマーという一見対照的な二人が組んだラーメンズ。二人とも繊細そうではあるが。やはり二人とも芸術家肌だからか。
それはともかく、この本は、コント職人の二人が書くエッセイです。世の中での、二人の感じる「微妙」を自由に・・・・という縛りは途中から消え、たまに思い出して微妙、という感じ。まあ、ほぼ、普通のエッセイです。
二人とも、感性からしてぶっとんでいるのか、というと、そうではなくて、結構ふつうなんです。その「ふつうさ」を客観的に捉え、表現し直せるから、彼らのコントはおもしろいのかな、と。
挿絵もおもしろく、半分コントのネタになってそうな部分や、片桐氏のポエムなど、ラーメンズを知っているほうが、おもしろさは上昇するでしょう。ただ、この本で初めて彼らの創ったものに触れる人(そんな人、ほとんどいないと思う)にとっては、どーなんだろ、確かにおもしろい部分もないこともないけど・・・・という感じかもしれません。