Why Do Fools Fall in Love [VHS] [Import]
実在したドゥワップ黒人歌手フランキー・ライモン。彼の没後その印税をめぐり、彼の妻だと主張する3人の女性が裁判で争う。この映画はその裁判と、3人の女性のフランキーとの回想を同時進行で描いている。
3人の女性それぞれに全く違った顔を見せたフランキー、その栄光と挫折、そんな彼に首っ丈で人生を振り回された3人の女性達、そして黒人音楽を金もうけに利用しては使い捨てにする白人社会。
話のテンポも構成もストーリーもすべてがパーフェクト。黒人で初のアカデミー賞女優ハルベリーも出演、キャストも有名どころばかりで豪華。
フランキーの大ヒット曲(後にダイアナロスもカバー)why do fools fall in love、が題名のこの映画、彼の妻達もフランキーを愛するあまりfoolsになっていたという皮肉。しかし彼女達はベストを尽くして彼を愛したという自信に満ちていて、決して湿っぽくなく、感慨深い映画です。裁判をめぐり最後までオチが用意されていて、まさに現実は小説より奇なり、ですね。
ニューイヤーズ・イブ Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
New year's eveのニューヨークを舞台に何人もの人間の華やかだったり、ちょっと不思議な関係だったり、ほろ苦いそれぞれの人生を垣間見ることができます。またそこに自分を当てはめ、今年はどうだったかな、来年はこうしたいと、振り返りと新たな目標を考えさせてくれる映画です。
劇中で使われる曲もいい曲ばかりです。
エンディングのNG集も面白いです。
本当にいい気持ちで見られる映画です。
興味がわいた人にはぜひおすすめします。
America: Tribute to Heroes [DVD] [Import]
I just bought & watched the "A Tribute to Heroes" DVD.Despite the fact that it has been more than a year since the events of September 11, 2001, it was still very moving to watch.The selection of songs, all sung from the heart, and the inspirational words delivered by today's top actors, were well chosen.I enjoyed every performance with favorites being "Love's in need of Love today" (Stevie Wonder & Take 6), "Walk On"(beautiful lyrics by U2),Someday We'll All be Free (Alicia Keys) and "Fragile" (Sting). The speeches by the actors were also very moving with the ever-lovely (and very compassionate) Julia Roberts close in tears. The power of music and of the word to heal is to be believed.
X-MEN トリロジー (ボーナスディスク付) 〔初回生産限定〕 [DVD]
なにコレ安い!
マンガ買うより安いじゃん。パソコンソフトみたく学生価格とかあればこんな価格だといいね。
大体、ピクサーとかジブリとか高すぎるよ。
クイーン [DVD]
農園の子(白人の農場主と黒人の女奴隷との間に出来た子供)とアフリカ系アメリカ人のハル・ベリーの出自がリンクするような、見ごたえのあるTVドラマ。
まさか、ハル・ベリーはこれほどの苦労は味合わなかったろうが、今のハリウッドだってアフリカ系とかアジア系の俳優に対しての差別は皆無ではないと思う。
このドラマに出演した若きハル・ベリーの勇気に拍手を送りたい。
南部アメリカの農場主の白人男性と機織小屋の黒人奴隷の間に生まれた『クイーン』が、南北戦争の後、奴隷解放された後もさまざまな偏見、差別と対峙しながら生きて行く。
南北戦争後、衰退する屋敷を飛び出して北部を目指すのだが、黒人への差別は根強く、さまざまな障害にぶち当たる。
肌の色の比較的白いクイーンは白人になりすますと、白人男性からプロポーズされるのだが、自分が黒人であると告げると相手の態度が豹変、レイプされて純潔を奪われてしまう。
路頭に迷って黒人たちの集落にたどり着くと、『白人!!』と虐げられる。
生活に窮したクイーンは、敬虔なクリスチャンの年老いたオールドミスの姉妹の家でメイドとして働き始めるが、父無し子を産むと、堕落した売女とののしられ、魂の救済と称して、オールドミスたちから赤ん坊を奪われそうになり、そこを飛び出す。
次ぎに、別の白人の家で乳母として働くのであるが、そこの主人はKKKの白人至上主義者であり、街で偶然再会したクイーンの赤ん坊の父が黒人たちの指導者であったために、KKKに吊るし首にされたうえにオイルで火をつけられて惨殺されてしまう。
絶望の淵に震えながらも、北部を目指すクイーンは、ミシシッピ川の渡し舟の船長の計らいで、第三の屋敷にメイドとして出る。
そこの主人は『奴隷を持った奴隷制度反対論者』であり、白人としては珍しく黒人蔑視のない優しい人柄であった。
そこでも、クイーンは謂れなき黒人差別に敢然とした態度を貫き、周囲と摩擦を起こしてトラブルメーカー扱いされるのであるが、心優しい主人に諭され、縁あって渡し舟の船長と結婚(船長は再婚)、やっと自分の『愛される場所』家庭を持つに至る。
幸福な奴隷小屋での少女時代と母、祖父の死、南北戦争と敗戦、農園の没落と奴隷解放、それに伴う生活不安。
90分の3話構成だが見ごたえのある骨太のドラマとなっている。アレックス・ヘイリー氏の母方の家系の物語だそうだが、凄まじいまでの黒人差別に心が熱くなる。南部の綿花の農場では、黒人はまるで家畜のような扱いであり、気に入らなければ鞭打ち、文字を覚えることも違法なのである。
女の黒人奴隷は農場主の格好の性の捌け口として描かれているが、こういうことは普通に行われていた悪習だったのだろう。女房連中も主人のそんな行為を黙認する描写がある。
クイーンの母と農場主との間には心の交流があり、深い愛情で結ばれているように描かれているので観ているものは多幸感に包まれるのであるが。