蘇るBASICプログラミング プチコン公式活用テクニック
現在プチコンは、バージョンアップ版のmkIIのみの配信となってますが、この本の内容は一部除いてそのまま使えますので、現行の参考書として使って差し支えはないです(詳しくは公式サイトを)。公式サイトの資料や説明書だけでは、正直やや足りない感があるので、この本を傍に置いておいても損はないでしょう。
特にスプライトやBGといった概念を体験してきてない人は、こうしてまとまったテキストで一度じっくり向き合う必要があると思います。
サンプルプログラムは、プチコンに搭載されているSmile Basicのテクニックを上手く披露するようなものになっていて、特に4章のカーレースゲームでの、フォントデータを数字データに落とし込み、マップデータとする手法は、目から鱗が落ちました。これはこの本を読まないと、中々行き着かなかったと思います。
冒頭のスマイルブーム小林社長のインタビューも興味深いものですし、またイラストレーターにくりひろし氏を起用したり、プログラムコーナーにDr.D、影さん、編さんらを思わせるキャラを登場させたり(笑)と、かつてのマイコンBASICマガジンを模した誌面の作りも非常に楽しく仕上がってます。
難をあえて挙げるなら、ズブのプログラム初学者には、まだまだ難しい内容かな、と。BASICの基礎の解説のスペースが割かれてるは割かれてるのですが、基本的にBASICをこれまで経験してきていることを前提とした内容だと思います。お子さんに資料として買い与える場合は、プログラム経験のある親御さん等の大人が読解の手助けをしたほうが良いでしょう。初学者向けの発刊は、プチコンの今後の発展次第ということなのでしょうね。、
平安京エイリアン
タイトルだけではゲーム内容を想像しにくいことと思いますので、簡単に説明いたしますと…。
登場人物は、主人公一人と他宇宙人らしき敵が多数!マップ上を動き回る宇宙人を落とし穴にはめて、はまったモンスターを埋めていくといった感じです。
NEWバージョンとOLDバージョンが搭載されていてそれぞれ微妙に違いが見られたのでそこについて少し…。
OLD:背景も何もない迷路のようなマップを動き回ります。
Aボタンを連打し続けると、穴を掘るのですが、5パターンの穴の大きさがあります。敵を落とし穴にはめるには、最高の5回分穴を掘る必要があるということです。敵が穴を掘ったところに足を踏み入れたら、敵は動けなくなります。(4回分の穴の大きさでは、敵は落とし穴にはまらず、そのまま通り過ぎてきます。穴もなくなります。)
上手くはめることができたら、Yボタンを同じように連打して埋めます。(埋めるのに時間がかかってしまうと、敵は落とし穴から出てしまいますのでお早めに^^;)
埋め終わったら、その敵はマップ上からいなくなります。結果的に、マップ上を動き回る敵を全て埋めてしまえば、そのステージはクリア!次のステージに進めます。
パワーアップアイテム関係は登場(残機を増やすようなものもありませんw)せず、敵に触れた時点で1ミス、その場合は、同じステージを最初から(敵が復活した状態から)ということになります。【※これはNEWバージョンでも同じです】
OLDバージョンを遊んでみて思ったのが、方向転換ごとに癖(向きを変えるごとに一回一回止まった状態になること)があることですね。
NEW:町や木々,城といった背景が出来上がり、キャラクターも他RPGゲームに出てくる感じの大きさになりました。
穴の大きさのパターンがOLDに比べ少なくなりました。(5パターン→3パターン)あと、小さいことですが、1,2回分の穴の大きさでも、0.5秒くらいの間敵は動きを止めるようになりました。(OLD版だと敵は動きを止めないので…)
敵を落とし穴にはめた後、その穴のところに別の敵が隣接した状態になると、落とし穴にはまっていた敵は穴から脱出できるといったルールができました。より戦略を練る必要が出てきます。
敵が最後の一体になると、急に移動速度が通常の3倍程になるので、最後まで気が抜けません。
OLDにはなかった障害物ブロックが登場します。これは、一定時間ごとにそのブロックマスが封鎖されたり解除されたりします。割りと広いマップではあまり意味をなさないのですが、狭いマップだとこのブロックの使い方が勝敗を分けることになるといっても過言ではないくらいです。
(一方通行の道に入り込んでしまい、後ろから敵に追いかけられている状態でも、このブロックが解除されているときは、通行できるので、思いもよらない状況の中で役に立つこともあります。)
あと、ステージを進んでいくと、落とし穴を掘れない地面が登場したり、僕は、見たことがあるだけですが、何やら移動する落とし穴があらかじめ用意されていたりといった凝った仕掛けがたくさんあるので、プレイヤーを飽きさせませんww
パッケージ内容やタイトル名だけでは、どんなゲームなのか判別つけにくいことと思います。僕自身ゲームボーイカセット10本入りの福袋で当たった口なので^^;ネットの噂で聞いたことがあったくらいだったのですが、思わぬ掘り出し物でしたね〜!時間があまりとれないand時間は取れるが単調なゲームに飽きてきたという方にお勧めします。
このレビューを読まれる方がどのくらいいらっしゃるかは分かりませんが、少しでも参考になれば…^^;