9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~ コレクターズ・エディション [Blu-ray]
新人監督シェーン・アッカーの11分の短編アニメに触発されたティム・バートンにより製作された長編アニメーション。
短編をネタに長編を作った場合、ストーリーが凡調気味になってシラケてしまう作品がありますが、本作は初めから終わりまで見事な演出で観る者を引きつけます。
劇場は地域限定で期間も短かったので行けませんでしたが、ソフトを観て「ああ…行けば良かった!」と少々後悔しました。
映像は大画面で観たくなるような迫力と緻密さがあり、まさに画面に釘付けです。
機械と人間の戦い!なんていうと古くは「キャシャーン」から「ターミネータ」まで、使い古された設定のように感じますが、「奇妙な人形」達の登場は斬新であり、どうなっていくのか???と画面から目が離せません。
SFであり、ファンタジーであり、考えさせられるアニメでした。
ダークな表現があるのでお子様向けではありません。
多くの人へお奨めしたい傑作です。
9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~ コレクターズ・エディション [DVD]
人類が滅亡した後に目覚めた人形たち。誰が何の為に彼らを創ったのか?
人形と言えども死を恐れる「心」を持つ彼らは、「生物」の定義に当て嵌まるのか…
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』と同じ、悪役の虫っぽい気持ち悪さが!
ティム・バートンが創ったと言われても信じてしまいます。
人形それぞれが人間の某かの面を表現していて、解り易い。
ワンが「臆病」(劇中の言葉)とか、セブンが「勇敢」(私の解釈では)とか。
ナインは「良心」であり、「普通」なのだと思います。
取り返しのつかない失敗をしても、生への望みを捨てられない。
七つの大罪のような、パンドラの箱のような、面白い設定です。
「○○(国家・組織・勝利etc)の為には多少の犠牲は仕方ない」という言葉は、
為政者や権力者がよく使いますが、その犠牲に己や近親者が入る事はない。
それを体現しているワンだけでも、見応えはありました。
ただ多少ラストが説明不足なような気が。以下ネタバレあります。
人形である彼らの寿命(ツーは老人という台詞がある)も解りませんし、
繁殖もできるのかどうか。『ここを守ってゆく』という台詞だけでは、
守ったものを何に託すのか、受け継ぐのかが見えませんでした。
その未来の見えなさこそが、この作品の言いたかったことかも知れませんが。
ティンカー・ベルと妖精の家 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
私は 23才の大人ですが、とっても楽しめました!
日本語⇔英語で繰り返し、10回は見てます。
以前予告を見て、三作品目は小規模なのかな?と思ってましたが、ディズニー好きならば、是非レンタルからでも拝見してみて 損はないと思われます!、オススメです。
〈起業〉という幻想 ─ アメリカン・ドリームの現実
日本では、ここ20年ほど、中小企業の開業率が漸減の傾向にあり、一方、廃業率は漸増の傾向にある(中小企業白書)。本書によれば、このような傾向はアメリカ(および先進諸国)に共通のようだ。つまり、若者を含む<起業家候補者>の「保守化」の傾向は、日本だけでなく、意外なことにアメリカでも同様らしい。本書は、各種統計データを駆使して、アメリカにおける<起業>の実態を解明している。その結果、漠然としていた「アメリカン・ドリーム」の厳しい実態が明らかにされている。
本書は、<起業>の成功率がなぜ低いのか、ということを多角的に分析し、「甘い幻想」を打ち砕いてしまう。<起業>を考えている人が事前に本書を読むことで、自分のビジネスモデルを点検、強化するのに役立ちそうである。ただ、統計データだけでなく、成功あるいは失敗した<企業家>へのインタビューやアンケート調査があれば、もっと良かった。
本書は、アメリカの実態の分析であるので、日本とは異なる可能性がある。しかし、<起業>の成功・失敗の原因については、日本でも当てはまる点も多いと思われる。日本でも、日本のデータを用いて、本書のような分析研究が行われることを期待したい。
ウォーク・トゥ・リメンバー【字幕版】 [VHS]
この映画はかなりお薦めです。感動するし、1人の男の子が1人の女の子と話仲良くなり、恋に落ちてゆく事で、自分らしく、今まで意地を張ってた自分から少し大人になっていく様子が綺麗に描かれていると思います。こんな良いティーン映画にはあまり出会えないような気がします。MANDY・MOOREの歌声にも感激しました。