Diana Krall/Live In Paris [DVD]
美しいダイアナのピアノを弾きながら歌う映像は、ライブの緊張感のあるなかでの彼女の表情を
しっかりと映し出し、たぶん会場で聞いている時よりも更に素敵なものでした。
Jazzを好きな人はもちろんのことピアノの好きな人にもお勧めです。
Live in Rio [DVD] [Import]
見ていて久しぶりにゴージャスな気分になりました。コンサート会場は、かなり広いのですが、シアターというんでしょうか、テーブルがあって観客はみんな飲物を飲みながら聴いている。テーブルのローソクの光かきれいで、なかなか寛いだ雰囲気です。また、映像は、所々にリオの美しい風景を挟んで(定番のイパネマ海岸、キリスト像など)、これも効果的だと思いました。
音楽としては、バンドがうまいのが良くわかります。特にJ・ハミルトンのブラシのテクニックの多彩なこと。ところが、これを他のメンバーを見ながら軽くやっているんですね。舌を巻きます。叩いている姿も格好良いし。
私は、今までD・クラールに「冷たい完璧主義者」という印象を持っていたのですが、このDVDを見ると、そんなことはない。シャイだけれど、なかなか感激家だと思いました。「イパネマの少年」(娘ではなくて、女が歌うから少年)では、観客に歌わせて、観客は当然原曲どおりポルトガル語の歌詞で歌いますから、彼女の方が感激しています。
総じて、彼女のボサノバ・アルバム「QUITE・NIGHT」を発売したから、リオでコンサートをやろうという安易な企画は大成功でした。さすがボサノバ発祥の地だけのことはありますね。バンドのメンバー、オーケストラ、アレンジ(C・オーガマン)、そして観客にも五つ星です。
Look of Love
久しぶりにジャズ界に登場した大型シンガー。声はほんの少しかすれ、ほんの少し黒人風の感じもするが、まぎれもない白人女性ジャズ・ヴォーカル。「クライ・ミー・ア・リヴァー」「ス・ワンダフル」などのスタンダードの定番から「ベサメ・ムーチョ」まで歌いこなす。アルバムの出来は前作「オール・フォー・ユー」に譲るが、全世界で300万枚を売り上げたヒットになった。このアルバムは聴きやすいが、より出来のいい「オール・フォー・ユー、ナット・キング・コールに捧ぐ」やパリのライヴ盤「ライヴ・イン・パリ」もお奨めする。(松本敏之)
Christmas Songs
Diana KrallのCDは全部大正解です。彼女の歌唱力の幅の広さ、メローなタッチからハードジャズまで飽きさせることのないCDはたいしたものです。またその構成もプロを感じさせます。バックバンドのすばらしさも際だっています。連続8枚Diana Krall購入しましたが、どれも新鮮で驚きがあります。久々の大物歌手って感じですね。どのCDから購入しても失敗はありません。年末までに20枚くらい買いそうです。そのくらいはまっています。