シューベルト:世俗合唱曲全集
タイトルのごとく世俗合唱曲全集は多くの一般合唱曲(所謂宗教曲でない)からなるけれど、多くの教会音楽(宗教曲)をも含んでいます。(例えば、詩篇23編など、聖書から題材を得ている。) このようにすべての声楽曲が網羅されたものは知るところが無く、まとめて手に入るという事はまことに素晴しいのひとことであります。 CDが7枚とに分類され、それぞれに<無常、愛募、永遠、雄偉、自然、祝祭、歓楽>と付けられて、これまた小憎い。 輸入版ではあるけれど、ライナーノートも歌詞も日本語に訳されており(分厚い!)、頼り甲斐もあってなかなか重厚であります。いまだ聞いた事の無い曲にまでも、思いを走らせる。聞き逃しては勿体無いと思わせてくれます。合唱人(女声、男声、混声)はもちろん、アンサンブル(少人数)、リートの好きな方にもお勧めです。 (注:礼典に使用される歌詞を含むもの、ソリストの為の作品は収録されていません。タイトル通りかぁ!! (^_^;)アハハ )
明日晴れるかな (初回限定盤)
月9ドラマ『プロポーズ大作戦』。初回からぐぐっと入り込んで観てしまったのですが、ふと我に返り、いい年してほとんど若い子ばかりのこれにハマるか?とちらっと思ったりも・・・ それを救ってくれたのが桑田さんのこの曲! 過去への後悔、もしやり直せたらという切なる思い、失敗しても明日に希望をつなごうといったテーマは、年齢を超えて普遍的なものなのだなと。桑田さんのテーマ曲は、視聴者の年齢層の拡大に確実に貢献しているのでは。まさにそのあたりはドラマ制作サイドの狙いなのかもしれませんが、そういった思惑が気にならない程すてきな曲で、素直にいいなあと思えます。インストも効果的に使われていて、メロディーメーカーとしての桑田さんの魅力を存分に味わえます。これまでのタイアップ曲を思い返しても、桑田さんの曲や歌声は、登場人物の年齢を選ばず、彼らの心象風景を鮮やかにこちらに焼きつけるんですよね。本当に稀有なアーティストだと思います。
新宇宙大作戦 サレックへの挽歌〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
カーク艦長役の俳優シャトナーのスタトレ小説3作目.前作「カーク艦長の帰還」の最後でボーグの基地を破壊した際に死んだはずのカークがまたしても窮地を切り抜けて登場.植物の光合成を阻害するウィルスによって崩壊の危機に直面した宇宙連邦を救うために,エンタープライズEのピカード,父サレックの死に疑問を抱いたヴァルカン大使スポックらと共に,ヴァルカンの秘密組織「シンメトリスト」と戦う.作者はリーヴズ=スティーブンス夫妻(?)の協力を得たこともあるだろうが,オリジナルシリーズ以降のスタトレの設定を非常によく勉強しており,種々のエピソードを懐古的に挿入するだけでなく,カークの少年時代の出来事やスポックとサレックの関係といったファンなら既知の「事実」を結合させて面白いミステリーを作り出している.
闘いの挽歌
「マッドマックス」を髣髴させる世界を、剣と盾を使って進めて行く、横スクロールアクションゲーム。
スーパーマリオに馴染んだりしていると、操作感覚に重さを感じてしまうかもしれませんが、操作に慣れると意外とハマります。
制限のあるコンティニュー、シビアな敵の攻撃等、難易度は若干ハードですが、ステージ構成をじっくりと見極めて進んでいくとちゃんと先へ進めるので、中級アクションゲーマー以上の人にオススメ。
カプコン・ゲーム・ミュージック
FM音源独特の、重いのに鋭く、存在感のある低音が新鮮だ。同時に薄っぺらい感じもするが、これは2203それ自体の問題らしいので仕方ない(同じ4オペレーターの2151はもっと太い音も出せる)。魔界村と闘いの挽歌はFC版がかなり良かったが、アーケードはエンディング曲をはじめ随分印象が違う。GM系統のアルバムとしてはまあまあの出来だ。