松本隆と言えば、私たち世代にとってはある種特別な作詞家で、青春のヒット曲の大半は彼の作品ではないかというくらいの存在であるし、もともとがあのはっぴいえんど出身であるということから今のJ−POPの走りであるフォーク・ニューミュージックと歌謡曲の境界線と取り払ってしまった人の1人であるから、作詞活動30周年記念の「風街図鑑」は風街図鑑 風編も風街図鑑 街編も聴いて、松本隆の作詞家活動のすごさを再認識したものだった。なので、その続編とでも言うCD・BOXが出たとなれば聴くしかないでしょう。 しかし、地味だなあ。ヒット曲ももちろん収められているのだけれど、何だか地味な印象を受けてしまう。まず、おじさんでは知らないアーティストの曲が収録されている。さらにアーティストとしては知っていても、これまでに曲を聴いたことがなかったものが収められている。「風編」「街編」にも多少知らない曲や、ほとんど知らないアーティストが収められていたけれど、今回はあやうくすると半分くらい聴いたことがなかった曲のような気がする。まあ単に私が知らなかっただけかもしれないが。 でもそうすると楽しみもいくらか削がれてしまう気がするのが残念だ。 私の知らなかった曲は比較的最近のものなので、と言うことは松本隆が作詞家として40周年を迎えて尚現役で活躍しているということの証かもしれない。そう思えばやはり松本隆はすごい作詞家なのだと、また改めて思ってしまう。 それでも私の好みは、竹内まりやであり薬師丸ひろ子であり、吉田拓郎や寺尾聡、そして金沢明子の「イエロー・サブマリン音頭」だったりするのだけれど。
もう四半世紀近くも前のことなんですねえ。年をとるもんだ。大学時代、女の子によく貸してあげた記憶があります。当時もAmericanPopsの エッセンスを散りばめたエバーグリーン的な雰囲気もありましたが、本当に日本のそれになりましたね。愛聴盤です。
個人のブログ連載から書籍化するやいなや、各界で話題をさらった「センネン画報」 待望の2巻が全頁カラーで登場! これだけで買う価値のある一冊。
青春のキラメキがまぶしかった1巻にくらべ、 2巻では、思春期のゆらぎにフォーカスしている気がする。 ずるさや残酷さと、純粋さが同居している世界。 ほとんど台詞のない1Pの超短編集ですが、さらっと読める反面、 なんどもなんどもよみかえしてはその時々にかわっていく印象を楽しめた。 漫画というジャンルをとびこして、心に直接響いてくる感覚・体験を、 ぜひ味わってほしい。
帯の松本隆さんのことばどおり、「生きる歓びも悲しみも 青い絵の具の フィルター越しに ぜんぶ透けて見える」 そんな世界観。
かきおろし作品も痛々しくも美しい。
ふだん漫画を読まない人にこそ手にとってほしい1冊です。
本編、未公開ともに楽しんで見られました。
キレのある話し手は相変わらずの話術で笑わせてくれます。
未公開についてもシモネタが多いですが、
クスクス笑ったり、爆笑できるものもありました。
出演者のネタ選びの違いがあるのは仕方がないと思います。
ただ、誰が話しても、何回話してもすべらない話とは言い切れないネタが、
過去の作品に比べると多いと感じました。
過去の作品よりも練り込まれた話が減っている気がしますし、
全ての話が一律に笑えるわけではなかったので星3つにしました。
同出版社の「ピアノがうまくなる理由 ヘタな理由」に近い切り口ですが、より具体的なメソッドを読み物的に解説した教則本です。それぞれのメソッドを提供している著者が17人と多いことにより、同じような課題(メソッド)でも解説している著者によって、その解決策が幅広いものとなり、複数の先生から指導を受けているような気分になれました。 具体的な練習の譜面よりも読み物に近い本なので、電車などでの移動中に読んだり、ふとレッスンに煮詰まったときなどに広げてみるのも良さそうです。
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