香りがあまりきつくなく肌に直接スプレーしても問題ないのでフレグランスにはちょうどよいです。販売店があまり無いのでネットで購入できるのはとてもありがたいです。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」の外伝的な短編が3編収められています。
「伝説−1991」は、城東デパート火災で大惨事が発生し、東城大学医学部付属病院に大勢の怪我人がおしかけパニック状態になるところを、一年生医師の速水が留守の上司たちに変わって大活躍をする「伝説」を扱っています。
「疾風−2006」は、事務長三船の視点から、このカタストロフを描いています。
「残照−2007」は、速水が去ったオレンジ病棟のその後を扱っています。
いずれも「ジェネラル・ルージュの凱旋」により深みを与える作品になっていて、楽しい読み物になっています。
更に、「海堂尊物語」「自作解説」によって、作者の個々の作品が書かれた背景が語られています。
そして何よりも、海堂尊ワールドに魅了された人には、「海堂尊ワールド」と題された「桜宮市年表」「登場人物リスト」「用語辞典」「医療用語辞典」が付されているのが、堪らなく嬉しい本になっています。
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