全体的な印象は、「静寂」でした。 撮影地がインドと言う事で、もっとエネルギッシュなギラギラした写真を想像していたんですが良い意味で予想外。 前作写真集はどちらかと言うとアイドル的でお茶目な感じの小出君でしたが、今回は25歳の大人男子の魅力満載です。 巻末のインタビューも密度の濃いもので、大満足の一冊です。
原作と違う、という意見が見られますが、
そんなことはないと思います。
武田鉄矢氏演ずる笹垣刑事と、(武田鉄矢、すごいです。惚れました)
柏原崇氏演ずる篠塚の視点がとても大切なドラマです。
原作では表現されない、雪穂と亮司の会話や心情が
ストレートに語られるのは、映像作品として仕方ないと思いますし、
原作のすごさは第三者である笹垣刑事たちの執念ともいえる追跡と
推理、洞察、行動だったりするわけなので、その点が充分に
ドラマで表現されているのは素晴らしいと思います。
また、直接会話してしまったりする主人公2人ですが、
その人生のコントラストは、2人の間であったり、
2人と他者であったり、とても良く脚本ができていて、
原作同様この物語を深いものにしています。
印象的だったのは、亮司が笹垣を狙った時に見せた行動とそれに繋がる場面です。
これは原作に無かった(原作と設定を変えた)場面で、
とても感動的でもあり、ドラマ的なわかりやすさで、
ある意味原作を越えているところだと思います。
原作者である東野氏は
「映像化には全く抵抗はない。原作と違うことは当たり前だし、
同じ話を別の人が表現するとこうなるのかと、とても勉強になります」
とインタビューで語っている。
この印象的なシーンは東野氏も「ほぉーっ、なるほどねぇ」
と唸ったのではないかと勝手に想像しています。
ひとつだけ難を言えば、「時効」という設定は全く必要なかったのではないかということです。
なぜかと言うと、
時効を迎えると陽のあたるところに行けるとは2人とも思っていなかったし、
これからもこんなことを繰り返していかないと、
2人は生きていけないだろうと思っていたはずだからです。
「時効」という言葉が出てこない方が、亮司の「最後」に行き着く思考が際立つと思いました。
原作とドラマ、どちらを先に。。。。という不安を持つ必要はありません。
ドラマも大好きで、良く見てました。映画ももちろん見て、パンフレット欲しかったので、嬉しいです!
ドラマやヨーロッパSPが忠実なだけに
本当はもっと最終楽章は原作どおりに
千秋やのだめの苦悩を丁寧に
長くやってほしかった。
でもそうすると前編後編の間に
中編とかないと時間が足りないかも
最終楽章とはいうものの
これからも続く感じの終わり方がいい
ぜひ映画じゃなくてもドラマでもいいから
オペラ編もこのキャストでやってほしい。
原作既読です。 見る前はレビューするつもりなかったのですが… 正直、本作を見て拍子抜けしました。
途中までは割と原作に忠実で、雰囲気も出ているなと思ったのですが。 中盤で主人公がこの作品の肝であろうことをいとも簡単にばらすという… 「え、それ、ばらすの?」ってなりました。
そこからは原作の破片をなんとなーく見せつつ、進んでいくのですが。
やはり最後は中盤でのことがあり、イマイチ盛り上がれず…
しかし役者さんの演技は好印象です! 小出さん他、役者さん方の迫真の演技なかなかでした。
他の方も言っていますが、原作未読ならば十分に楽しめる(のかな?)と。 原作と別物と考えれば、普通に見れるのではないでしょうか。
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