夜な夜な通り魔行為を繰り返す国森が、なぜだかちっとも歪んでいるとは思えない。
何度も何度も噛みしめるように読んでしまう。
そのへんはよくわからないんですけど、いやよくわかるような気もしないでもないですが、なんというか中高生ジブンのもてたいさかりの男子の気分がよくでているような気がしますね。オチらしいオチもないまま、ふわっとしたへんな着地感も、俺は好きなんですよ。 絵はね、好き嫌いが出ると思いますけど、いい絵ですよ。
そんなにやりたいか!とつっこみをいれたくなってきます。3人のもてない男たちが、3人一緒に「チェリーボーイ」を卒業しようとがんばります。3人のあだながあまりにもバカっぽくて(引用できないくらい…)泣けます。 テーマのわりにエロ臭はうすく、ギャグ漫画として楽しく読めます。男の人はわかるわかる!っていうかんじがするかも(彼氏はそう言ってました)。 同じ著者の「ジンバルロック」が大好きなんですけど、そのテイスト同様、テーマににあわずのんびりした感じがいいです。でも、ジンバルロックのほうが好きなので星4つにしました。
うだつの上がらない主人公がチンケで危ない行動を犯します。 読んでてアメリカンニューシネマをような感想を持ちました。ただラストはニューシネマと違って希望に満ちています。 余談ですが、半自伝的のこの作品、別れた人を可愛く描いてあるのには、作者の男気を感じました(笑)
童貞やニートを描かせたら右に出るものはいない古泉氏が、ゾンビというジャンルを青春の日常で表現した大傑作。
ゾンビものの新境地!!
ゾンビの怖さよりも、悲しみが伝わります。
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