今まで楽しませてもらったこの長いストーリも終わり―解決へ向かうという一抹の寂しさもあり、それでも前篇が良かっただけに観る前から期待がかなり増幅しちゃいまして……うーん、ちょっと前篇の方がよかったかな(>_<)
フタを開けたら何だかテロの目的が曖昧とゆーか、「あれ?」って感じがしました。
前篇はアクションに重きを置き、後篇は革命―国会議事堂占拠という本番を迎えたワケですが、岡田くんのアクションを純粋に楽しんだ前篇の方がエンターティメント性が高くて楽しめました。
その分後篇でこの長い長いストーリーの核心と解決が描かれていたワケですが、なんか国家や国民の意識を変える!という壮大?な目的のハズが、途中から「え〜私怨だったの??」という雰囲気になり……ちょっと尻すぼみ……とゆーか、結局何がやりたかったの?何を言いたかったの?ということになっちゃいました。残念!
しかも、全面解決には至らず、やっぱりまだまだナゾが深まり、ホっとするよりは暗澹たる余韻で終わってしまった感じです。
いえ、普通に楽しめましたし、総合的には悪くないとは思います。
ドラマシーズから劇場版「野望篇」まで振り返ってもどれもよかったので、かなりの期待度で観てしまってハードルをあげちゃったんですね、自分の中で。
後篇だって相変わらず見どころ満載でしたし、緒方−堤さんの苦悩の演技も良かったですし、クラシックを多用してきたこのシリーズが最後になってクラシックを封印。SPチームが議事堂衆議院に乗り込むシーンでの静寂、そして賛美歌のようなヴォカリーズの使用は見事でした。かっこよかった。笹本さんも大活躍!
ただ、このシリーズに賭けてきた岡田くんの頑張りを思うと、もっともっと内容の深い、重い、濃い展開・真相・結末であったら良かったのに、という勿体無さが残りました。
いえ、十分重くてシリアスな物語なんですけれど……いい意味でもっと裏切って欲しかったなぁ……って。
それだけ愛情深くこのシリーズ追ってきてしまったファンの切望なんですね、きっと(笑)そうさせてしまう、脚本・演出・キャスト・スタッフの妙というところでしょうか(^_^.)
最終回を見終わった後に もう一度一話から見ると 最終回最後のシーンの複線はかなり張られています
正直、最終回見終わった後無理矢理サプライズのためあの人を黒幕にしたと思いましたが(黒幕はもっと上にいるかもしれませんが) 見返してみたらそんなことはなくよくできたドラマでした
ただ4月にSPスペシャルがあるのでまたどんでん返しがあるかもしれませんが…
最後のシーンで疑問に思った人はぜひ見返してみることをおすすめします
本編は「野望篇」と「革命篇」の中間に位置するもので、TVでOAされたものだ。
しかしよくある「準メイキング」のような作りではなく、本格的に製作された
60分の物語になっている。
本編を観なくても両作品は楽しめるが、観た方が個人のキャラも分かって面白いと思う。
基本的にはSP4係に1日だけ与えられた休暇を描いたものだが、
一方で尾形ら行動派は着々と「事」を進める様子が描かれる。
楽しいのは真木よう子演じる笹本のキャラクターだ。
凄くぶっきらぼうなのだが、悩む井上をいきなりバッティングセンターに誘い、また
練馬大仏を訪れるなど、優しさ溢れる性格として登場させたのは良かった。
映画本編は息詰まるシーンばかりのため、こういう設定は一息つかせてくれる。
本作は特にブルーレイである必要もないが、ただし入れ物のサイズを考えると、
どうせならHDをお勧めしたい。
特典映像は岡田准一のLAリポートがHD収録されており、これは映画本編ソフト
にも収録されていないものだ。
VFX工房訪問や自身のプライベートトレーニングを公開するなど、ファンには
堪らない特典ではないか。星は4つです。
もうちょっとゆっくりやってもいいだろって思うくらい
展開が早いです。ですが読者を置いてけぼりにするわけではなく、
展開が雑なわけでもありません。うまく話を次に繋げているので
楽しめます。尾形さんの「俺のチームを舐めるな」ってシーン
読んでいて気持ちが良かったです(^o^)
革命前日は1時間くらいだし革命篇に付くかと思いましたが別売りですか…。まぁ商売上と諦めるとして、コメンタリーやメイキングがほぼ付いてなさそうなのでマイナス星一つ。
SPの中でもかなり重要な話でしょう。尾形の過去も分かり粛々と革命への準備が進んでいきます。
一方第4係の面々がそれぞれの休日を過ごす中、井上への想いも語られ、後に続く革命篇でもその想いが随所に感じられます。やっぱり笹本との電車でのシーンがいいですね。石田、山本も井上を心配しているけど、女性らしくダイレクトに手を差しのべる笹本はカッコ良すぎます(口調は男前だけど)。あの会話があったからこそ、革命篇で井上はシンクロのめまいに「ダメかもしれない」と本音を吐いたり、記者クラブでの「そんなことどうだっていい!」と石田に食って掛かるシーンにもグッときます。また革命篇冒頭の尾形が髭を剃るカットにも胸が締め付けられます。これを見なければ革命篇の理解度が下がってしまう。革命篇と合わせて見て欲しい作品です。
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