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SP 革命前日 [Blu-ray] 革命前日は1時間くらいだし革命篇に付くかと思いましたが別売りですか…。まぁ商売上と諦めるとして、コメンタリーやメイキングがほぼ付いてなさそうなのでマイナス星一つ。
SPの中でもかなり重要な話でしょう。尾形の過去も分かり粛々と革命への準備が進んでいきます。
一方第4係の面々がそれぞれの休日を過ごす中、井上への想いも語られ、後に続く革命篇でもその想いが随所に感じられます。やっぱり笹本との電車でのシーンがいいですね。石田、山本も井上を心配しているけど、女性らしくダイレクトに手を差しのべる笹本はカッコ良すぎます(口調は男前だけど)。あの会話があったからこそ、革命篇で井上はシンクロのめまいに「ダメかもしれない」と本音を吐いたり、記者クラブでの「そんなことどうだっていい!」と石田に食って掛かるシーンにもグッときます。また革命篇冒頭の尾形が髭を剃るカットにも胸が締め付けられます。これを見なければ革命篇の理解度が下がってしまう。革命篇と合わせて見て欲しい作品です。

映画篇 (集英社文庫)   「ローマの休日」上映会に係わった、相互には関係性のない人々を主人公とした連作短編集。直接の関係は無いんだけど、薬害問題、ビデオ・ショップ、“「死亡の塔」みたいな映画(僕は映画に疎いので具体的な作品名は知らないのだけれど)”...といったディティールで知らずにつながっている。どれも独立して良質な短編に仕上がっているけど、冒頭の「太陽がいっぱい」が面白かった。僕と龍一の、映画を介在とした、表面的にはクールな本質的にはかけがえのない関係性がいい(「カッコ良くいることが、友情を続ける最善の方法だと信じたのだ」「龍一と過ごした幸せな時間よりも、もっと多くの不幸せな時間の中で僕は生きていた。でも、不思議なことに、龍一と見た映画を起点にして目の前に広がる記憶には、不幸せだった事柄がぽかりと欠落しているのだ」)。これって重要なのは他者(友)と共有する他者(映画)の記憶ってことだ。主人公の僕が龍一と過ごしたのはほんの短い(でも密度の濃い)時間なんだけど、その後の人生も僕と龍一は映画って記憶でつながっているんだよね。映画とか小説って現実とは別回路で、他者や他者との記憶を呼び起こすことのできる装置であって。作品では、「自分の人生がクソみたいになってるから、映画とか小説の世界に逃げ込んでる」ってネガティヴな言い方を龍一にさせてるけど、ほとんどの人は映画とか小説が必要な人生を送っている訳でさ。「僕」が小説を書き始めるきっかけも感動的だ。「感性と表現は同時に宿らない(こともある)」「時間が経って表現を身に着けた時、いかにアクセス出来る記憶を持っていられるかが大事」ってことだろうか。若い頃は多感だけど、「僕たちの知識や語彙は乏し過ぎた」ってことが往々にしてある。大事なのは現実じゃなくて、それを超えていく想像、あるいは記憶。「現実はいずれ物語の力にひれ伏し、俺らの物語は事実として語られ始めるだろう」。
99年の愛 ~JAPANESE AMERICANS~  Blu-ray BOX テレビでも見ましたがとてもスゴイ作品でした。
悲しく切ないお話ですが実際にあった話をもとにしてるので戦争知らない世代に見てほしいと思いました。
自分も知りませんが・・・。
特典映像で役者さんたちがすごく頑張ってる姿目にすること出来たのもよかったです。
草なぎさんはアイドルじゃなくて立派な役者と思いました。

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