完結した西遊記の続きではないので、それを期待して買ったので、最初はがっかり。でも読んでみたらすごく面白かったです。
本編パタリロで最初の方によく載っていた「妖怪物」と雰囲気が似ています。
第5巻で完結しましたが、原作の設定を外さずにパタリロ!流に大アレンジ。時には良質なコントを見ているようでもあり、ハラハラ・ドキドキ・ワクワクの連続でした。
最後のオチは、某人気RPGのようでしたが、これも魔夜流でしょうか?
また、付録の「外伝」では、原作の制約を超えた意外性のある展開と、ピリッと引き締まったストーリーが楽しめました。
「パタリロ!」「ラシャ−ヌ!」等の代表作がある漫画家魔夜峰夫さんの作品、
「クレプスキュール 逢魔が刻」の続編です。
主人公である朝野昼馬くんが持ち前の“邪眼”の力で不思議な事件を解決していくあらすじは変わりないですが、今作から他作品でもちょくちょく披露している、クトゥルフ神話の世界観が前面に出てきております。
今作に限らず、魔夜峰夫さんが作品中に展開するクトゥルフは善悪二元論的要素が強いものとなっているのが特徴なので、クトゥルフを知っている方でも好みが分かれると思います(オリジナルのクトゥルフでは善悪がはっきりと描かれてはいないので)。
もっとも、こだらわずに単に娯楽として楽しむ点では申し分ない内容なので、割り切って読むには損はないでしょう。
最初から最後まで楽しく読めました。難しい事を考えずにスラッと 読めてしまう所が大好きです。 面白かっただけに、意外と早く終わってしまったのが残念。 もっと続きが読みたかったです。 出来れば、続編を期待したいと思います。
天竺を目指して旅をするマライヒ和尚とパタリロゴクウの一行、立ち寄った町で豚の化け物に騙され結婚をしたという女性に出会うが、豚が元は天界の武将だと判明、驚いた拍子に元の人の姿に戻った八戒はなかなかの美男子、だが彼にはとんでもない病気が?、川に人を食うという妖怪が住み着いているとの情報を受け、早速、妖怪退治にでかけたゴクウ達だったが、更に仲間を増やした一行の前に妖怪が、マライヒ和尚が連れ去られる、妖怪、金角・銀角が登場、名前を呼ばれ返事をすると吸い込まれてしまうというひょうたんにピンチを迎えるゴクウ達だったが、など。
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