宵のマラドーナちんくんのフランキー動画一覧
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おすすめベスト10!
人狼城の恐怖〈第1部〉ドイツ編 (講談社文庫)
著者のミステリでは、現在のところ最長であり、最高傑作であろう。
えっえっと思っている間にストーリーがどんどん進み、次々にひとが死んでいく。
一巻目だけを読んだら、これって何?ホラー?SF?と思っちゃうよ。
でも、最後まで、四巻目まで読んだら、これは間違いなく本格ミステリ、それも伏線張りまくりの直球本格だってことが分かる。
とにかく、蘭子の推理がすごい。
四巻目まるまる一冊を解決編にするなんて、なんて嬉しいことをやってくれるんだ。
まあ、トリックはどうしても物理的なものが多くなるが、そんなこと、この謎、不可能興味、そしてこの長さの前では、かすんじゃうよ。
ここで蘭子は、というか著者は、精力を使い果たしちゃったんじゃないか。
このあと、たしかに著者の作品は今ひとつになっちゃうんだ。
「魔術王」にしても「双面獣」にしても、蘭子ものはさっぱりだし、サトルものはもともと少し薄味だし。
そして、著者はなんだか「容疑者X」論争でケチをつけちゃったんだな。
もっとガチ本格、それも直球本格を書ける作家だと思うし、あえてそういう作品を書く作家は今珍しいんだから。
著者の弟子筋の加賀美氏も「監獄島」という大作後はパッとしない。
やはり大作が傑作だと、そこに魂を吸い取られちゃうのかもしれない。
でも、ここに著者の大傑作を待っている読者がいるんだから、ガンバレ!
Michael Jackson
彼と同世代に生きていた者の一人として、Michael Jacksonの名前、音楽ともに良く知っていたけれども、特別に興味がなく、CDもDVDも持っていませんでした。
彼が亡くなってから、マスコミ報道で聴いていた以上に、とっても愛に満ちた人で、誠実と努力の人であり、たぐい稀なる才能の持ち主であることなどなど...もっともっとMichaelのことが知りたくなりました。
映画『THIS IS IT』はもちろんのこと、CD,DVDそしてBOOKSがどんどん私のまわりに増えてきました。
そして、Mary Glasgrow Magazines社から、Scholastic ELT Readers LEVEL3として最近刊行されたこの本が、やっと手元に届きました。
CD付きなので、中高生はもちろん、多読、英語リスニングにもおすすめの一冊です。ぜひ一度手に取り読んでみてください。
智天使の不思議 (光文社文庫)
解説でも指摘されているように、本作は東野圭吾の某作に対する実作での回答といった体のものだ。
したがって、主役はサトルではなく天馬ルリ子である。
そしてこの天馬ルリ子の造形は、これも解説で指摘されているように、まさしくダークサイド蘭子だ。
そういう意味ではこのラストは当然の流れだといえるだろう。
ただし、人によって評価が極端に分かれる原因のひとつもまた、このラストと、さらには作品全体の何ともいえない熱にある。
そう、本作は妙な熱を帯びているのだ。
さて、私は本作を某作を読む以前と某作を読んだ後の都合二回読んだ。
そして気づいたことは、あの論争で二階堂氏が主張したかった「無償の愛」に対する考えである。
確かに本作のような設定なら、自然な流れであり、理解するのも無理ではない。
ただし無理ではないため、逆に少々安易な設定だと感じられてしまうことが、評価が低い原因のひとつかもしれない。
私は、某作を読む以前に本作を読んだときには、著者にしては情が入りすぎたミステリだと感じた。
しかし、その「情」こそが、著者が実作で主張したかったことだ、というのが、今回改めて読み直して分かった。
だからこその本作の設定であり、それを可能にするための主人公の造形なのだ。
確かに、ダークサイド蘭子でなければいけないし、そしてこの主人公は実に魅力的でもある。
本作が妙な熱を帯びている理由も、おそらくはそこにある。
今後、著者が本作のような熱を帯びたミステリを書くことは、おそらくはないだろう。
そういう意味では、本作は著者としては異色作といって良いのかもしれない。
しかし、こういうミステリを書けるということを実証して見せたことは、著者の今後の創作に何らかの良い影響を及ぼすかもしれない。
それは期待したい。
分からないひとの評価は低くても良い。
本作は熱い作品であり、分かる者にとっては、まちがいなく傑作である。
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