さすがに、学生さん向けの会社説明本だけのことはあり、とてもわかりやすい内容でした。社会人のかたにもお勧めです。
第2次世界大戦を舞台に、地球に侵攻を開始したエリアンをめぐって、 ナチスを相手に機神兵団の激闘を描いた、 山田正紀原作の小説をアニメ化したものです。 アニメーション版では、原作には登場しない、 鷹村大志という少年が主人公をつとめています。 全体を通して、大志から見た戦いの記録というストーリー。 この作品、最終話にあたる#6-7がなかなかリリースされず、 このまま完結しないのではないかと危ぶまれた作品なので、 こうして一気にDVDで全話見られるというのは、 なかなか贅沢な印象です☆
第1回創元SF短編賞の最終候補作と受賞作家による書き下ろし短編が収録されたアンソロジー。確かに、どれも力作で、現在の日本SFの新しい才能の豊かさを感じた。
もちろん、全く無名の人ばかりだが、一応収録作品を挙げておく。
「うどん キツネつきの」 高山羽根子 ※佳作受賞
「猫のチュトラリー」 端江田仗
「時計じかけの天使」 永山驢馬
「人魚の海」 笛地静恵
「かな式 まちかど」 おおむら しんいち
「ママはユビキタス」 亘星恵風
「土の塵」 山下 敬 ※日下三蔵賞
「盤上の夜」 宮内悠介 ※山田正紀賞
「さえずりの宇宙」 坂永雄一 ※大森望賞
「ぼくの手のなかでしずかに」 松崎有理 ※ 短編賞受賞作家 受賞後第一作
受賞作をはじめ、どれも面白かったのだが、どこか物足りなさを感じるのも事実。こなれた作品も多いんだけど、衝撃を感じるものは残念ながらなかった。SF小説もやはり「SF」である前に「小説」であって欲しい。そういう意味では、受賞作家である松崎有理の作品が最も小説としては良かったように思う。
この中から次代の日本SFを背負って立つ人が出てくることを期待するとともに、この賞が長く続くことを願う。
2007年に日本で開かれた国際的なSF大会、Nippon2007の中で開催されたシンポジウム企画「サイエンスとサイエンスフィクションの最前線、そして未来へ!」の講演録が収録されている。
主にロボット研究、AI研究の発表だが、最先端の研究内容に触れられ、興味深い。また、それプラス、そのシンポジウムに参加したSF作家たちの短編小説も収録されている。
収録されている作家は、瀬名秀明、円城塔、飛浩隆、堀晃、山田正紀と新旧、日本を代表するSF作家たちだ。
特に飛浩隆と瀬名秀明の小説はとてもいい。
それを読めただけでも、この本を買った甲斐があった。
人間の想像力とその文学的な表現、それこそがSFの命だ。
万人に気に入られる作品ではありません。読むのにかなり時間が必要です。でも戦争の闇が好きな方にはお薦めです。
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