本来でしたらZとの直接対決の序盤となるはずの当巻でしたが 掲載誌と震災のためにものすごく中途半端なところで打ち切り終了しています。 最後の1ページの文字に悲しさを感じました。
当シリーズは世界観も絵も良くできていて楽しめます。 7巻までは、すでに完結している後の年代の話しである 「鋼」へ繋がる流れもできていたのですが、 本巻では急展開で打ちきりまでにまとめようとする意図がみえます。 眼の肥えた読者さんでしたら、本誌掲載時の当巻の1話を読んで 打ち切りを予想できるような話のすすめかたです。
7巻までは素晴らしく描き込まれていた絵も、当巻ではイマイチです。 とくにリカちゃんの表情の描き込みの変わりようには唖然としました。
いろいろな都合はあると思いますが、本巻の内容でしたら 7巻で黒部ダム損壊から街を救い伝説の鬼神となったところで ENDのほうが個人的にはよかったと思います。
叶君に頭を下げる大統領なんて見たくありませんでした。
バトルに次ぐバトルは横山光輝「伊賀の影丸」を連想させる。そこにクオリティーの高い神崎将臣のアクション描写が連発とくれば…。そしてセリフ回しがとにかく熱い熱い!赤影も子供から青年へと表現を替え相当イケメンに書かれております。掲載誌にはいい意味で似つかわしくないバトル漫画の根源的なおもしろさを再認識させてもらえました。
心霊ものか、 サスペンスか、アクションものか、分類しづらいところです。 ストーリーは面白く読めましたが、何分最初に伏線が多かったので、 特に主人公とヒロイン?(どっちが主役か判別しづらいところですが)の恋愛が 尻切れトンボな気がして残念です。
グロテスクなような、振り切れてないようなところもあり、、、。 もう少し設定を明確にして欲しいかなと思います。
収録内容 ・ミッション・1 転校してきた佐野明男、連絡員麻樹かずみが持ってきたディスクに入っていたミッションは・・・ ・ホアン・ユー・ヘンの戦争 武器商人ハワードの護衛任務を依頼された佐野だったが、ハワードを狙っているのはかって彼がBACK TO ZEROで・・・ ・カラーズ 小国のプリンス救出の依頼を受けた佐野、白人のチャーリーとプリンスを救出したのだが・・・ ・THROWAWAY BABIES〈前〉 ごく平凡な主婦からの依頼で産婦人科病院に潜入したかずみ、そのバックアップをしていた佐野だったが・・・ ・THROWAWAY BABIES〈後〉 攫われたかずみを助ける準備をしていた明男に本部からの電話が・・・そして佐野はかずみの婚約者と共に・・・ ・HUNTER(表題作 著者デビュー作) 妹に似た顔のお嬢様の救出依頼を受けた佐野は彼女を救出に・・・
警察の手にも負えない犯罪者を葬り去る闇の組織「HUNTER」そのNo1アイアンホースこと佐野明男が受けた依頼を描く・・・ しかしTHROWAWAYにおける例の看護婦って無理がありすぎるんじゃ・・・ 昔の神崎作品が好きだったので購入したので、XENON異聞ってのが判らなかったのですが、そうか、今の199X・Rに関連しているのね、今度はそちらも読んでみます。(でもこちらの方が古いんだからあっちが異聞になるような・・・)
某K社で刊行されていた2巻のラストで、主人公が背後から…、の先がやっと単行本化されました。
雑誌連載時の事情を知らなかったので、期待半分で見たのですが、やっぱり…
『ブルーバック』単体としては、中途半端に終わってしまっています。
まぁ、作者が『決着(ケリ)は199X・Rで!』と言っているので、それまで待ちます…かな?
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