石立鉄男という希有の才能を得たことは、70年代の日本のテレビ界にとって、そしてあの時代を生きた人々にとって幸運なことであった。「雑居時代」は石立作品の中でも「パパと呼ばないで」と共に評価が高く、個人的には「水もれ甲介」や「気になる嫁さん」のほうが好きであるが、「雑居時代」のウェブサイトを立ち上げている方がいるほどファンは多い。
確かに石立鉄男の演じる十一というキャラクターは口は悪いが心は優しいという石立鉄男の独壇場であるキャラクターの極致であり、またそれを受けて立つ大原麗子のセクシーな魅力には他の追従を許さないものがある。富士真奈美、山田吾一、山本紀彦といった石立ドラマの常連も健在で、石立とのやりとりが相変わらず見逃せない。加えて川口晶のキャラクターも出色である。山口いづみもこの作品には特に思い入れがあるようで、彼女のブログにもその思いは鮮明である。
「気になる嫁さん」ほど深刻なテーマは扱っていないが、ある意味そのおかげてより気楽に楽しめるコメディーに出来上がっていると思う。昭和を美化することは好きではないが、このドラマを見ていると昭和の良さに思わず引き込まれずにはいられない。
「雑居時代」は、この後半の回が第24回を除きすばらしいできです。
前半は、家族愛のテーマが多かったですが、後半は男女愛のテーマが多くいいです。 ゲスト出演者もすごい! 竹下景子、キャッシー中島、望月真理子、夏夕介、倉石功、等
背表紙も夏代で最高! とにかく特典ブロマイドが良かった。 第25回「やっちゃった !?」の夏代最終カットの写真です。 これだけの為でも買いです。
この舞台である東京には、まだ都電も走り、他人を下宿させる下町風情も 色濃く残るという時代であり、そんな中、店子と大家が一つ屋根の下で、 ひとつの家族として何かを育くんでゆくという彼らの泣き笑いを描いた、 昭和47年のドラマである。 彼らの同居生活からは、他人とのプライバシーの不自由さは、 微塵も感じられない。むしろ、人々の心を寄せ合わせる有り難みと、 滑稽さと、楽しさと、生き甲斐が、常にそこにはあったように思える。 チーボーが嬉しい時や辛い時、画面の外に居るこちらの涙腺も何故か忙しい。 つい自分も童心に帰ってしまうからなのだろう。 是非、右京さんや井上精米店の人々の心の交歓に触れていただきたい。 また、あの頃の家族にに再会できるような、そしてま??最終回を見終われば、 もう彼らと再会できない寂しさを覚えてしまうような、 そんな優しいDVD_BOXである。
会ったことのない父親を訪ねていく純朴な少年。
元ヤクザの私立探偵の父。
父親に対する思慕のような想いが愛情に変化していく、その想いに気付いていく過程が面白く読めました。
薫は禁忌に悩みながらも前向きです。
ヤクザに囚われた受けを単身で助けに行く攻めという、古典的なシーン。
水月真兎さんの作品によくあるな〜と思いましたが、
その後のラブシーンが甘くて好きです。
「ちょうだいって言ってみろ。」という竜二のセリフが好きで、何度も読み返す本です。
今市子さんのイラストが素敵です。さすがにかっこいいオヤジです。
40年近く前のドラマなのに、画像も鮮明で十分満足しています。あの頃のドラマが復刻されてくるといいですね。
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