アテネオリンピックに標準をあわせたスムースジャズ史上屈指の名作といえる6作目の前作『MEDITERRENEO(=地中海)』に続く最新作。この人はやはりメロディが素晴らしいと思う。1作目の『classical SOUL』はそれほどでもないと感じたが、2作目『urban gypsy』所収の大ブレイクした2曲目《Quand Le Jazz Hip- Hop (ジャズがヒップホップする瞬間)と《Sand Castle》∵3作目『Madrid』所収の4曲目でトランペットのリックブラウンをプロヂューサーとしても迎えた名曲中の名曲《Sarava》∵大手レーベルへ移籍しリリースした高級BGM感覚の4作目『universal language』所収の1曲目《Palm Strings》と8曲目《Bossa Nouveau》∵5作目『Crusin'』所収の4曲目 《SIERRA BELLA》∵そしてデイブコーズ主宰の新レーベルRENDEZVOUSに移籍し発表した6作目所収の《CUBANOVA》《FUNKY PICANTE》《MEDETERRNEO》 ∵ランデヴュー2作目となる本作でも2曲目の《BELLA VIA》・・とミラクルともいえるくらい胸にグッとくるハートウオーミング&ハートヒーリングなスーパー美メロをここ10年くらい新作をリリースするたびに{お約束}といってもいいくらい当然のように美音礼賛の音グルメ達に披露しまくっています。本当に稀な才能ですね、この人は。肩のチカラが抜け切ってるし。
デビッドベノアと言ったら、ピーナツでしょう。僕もチャールズシュルツ大好きです。GRPの"HAPPY ANNIVERSAY! CHARLIE BROWN"を聴いて好きだった方は、あちらでもデビッドベノアが"ライナス&ルーシー"を最初と終わりで演奏していたのを覚えていますよね。あれも大好きでしたが、これも素晴らしいですよ。特に今言ったCDがお好きだった方は、"レッドバロン"を聴いたらすぐ好きになっちゃうでしょうね。リーリトナーの演奏にマークアントワンがリスペクトしているのがすぐ分るから。このアルバムでは、かなりトラッドなジャズで来ました。クリスチャン・マクブライドのベースがいい味出していてぶっとい音なのにキュートなベースラインで大変結構。一曲目は、ヴィンスガラルディのプレイをかぶせたんですね。素敵ですね。豪華ゲストがたくさん入っていますが、一番僕が印象的だったのは、"ブルー・チャーリー・ブラウン"で見事なブルースプレイを聴かせるラッセルマローン。良いギター弾きますね!
レゲイとJAZZの組み合わせが面白そうだし、一流な有名アーティストが参加しているので購入してみました。 レゲイに対する強い思い入れがないので、素直にカッコイイ!と思いました。 レゲイをちょっとクールに Jazzっぽくしたという感じでしょうか。 FUSION・JAZZとして充分に満足できる作品だと思います。13曲中11曲にヴォーカルが入っています。
今やスムースジャズのギターリストと言えばピーターホワイトと双璧をなすとも言われるそんなマークアントワンのベスト盤である。過去5枚のアルバムからの選曲で、その選曲も納得のいくものばかりだ。そして別々の5枚のアルバムからピックアップされて1枚に収められているのに1枚のCDとしてまとまりが感じられる。それは、ある曲はただやたらとファンキーにアップビートで、ある曲はただひたすらしっとりとメロディアス、というのではなく、どの曲も程よく軽快で、なのに同時に程よく落ち着きがあるからだろう。だから、じっくり耳を傾けても、ただ聞き流しても、とても心地良く聴くことができる。 このCDは何回となく聴いてきたが、いまだに飽きがこないのは、そんな理由によるからだと思う。
エレガントなスライドプレイをみせるPhilippe。
どもかメロディアスな引き方はやはりフランス人であるからであろうか。
ただ90年代半の作品よりもよりアコースティック、R&Bよりになっているのはアメリカ生活が長いゆえか。
Bluesyな魅力の4.5.8.12等もとても完成度が高いが、どこか核にアメリカ人と違う叙情を感じるのは
僕だけであろうか。広大さを感じる5・12曲目のAT WORLD'S EDGEが叙情的な魅力にあふれていると思う。
参加メンバーはとても豪華で、Simon Phillips (Drums), Pino Palladino(E-Bass), David Frank (A-Bass),
Jeff Golub (E-Guitar), Marc Antonie (A-Guitar), Rick Braun (Trumpet), Michael Davis (Trombone),
Kirk Whalum (Sax), Lenny Castro (Percussion)等となっている。
全体的にかなりR&Bになったのもこのさんかメンバーの影響も影響もあるかな。
個人的には8曲目のROPPONGI BLUESが個性的なアドリブプレイも含めて僕のお気に入り。
もしかして、このアルバムに参加の皆さん六本木の街をよくご存知とこの曲からお見受けしたが。
週末の夜の六本木交差点付近をイメージしてしまう曲である。
そうそう、最後の日本版ボーナス2曲はとてもフレンチなエスプリあふれる楽曲。
このコンセプトのアルバムも聞いてみたい。
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