小林かなえさんらしいセンスの良い構成がされています。もちろん、お菓子も、かわいらしくて、センスが良くて、すでに何種類か作ってみましたが、味も抜群に良いです。
ただ、こういう言い方をすると失礼ですが、私はお菓子作りを何十年もしてきていて、(それなりの勉強をし、資格もあるので)このレシピは把握し作れましたが、初心者の方には、もう少しの説明が足りないので、すっきりとした出来ばえのものを作るのは難しいのではないかと思います。 道具の種類や扱いかた、材料や、作り方の加減のしかたなど、お菓子作りになれてる方または教室に通う生徒さんを対象にしているようです。(教室に通う生徒さんにはその場で何気なく説明していることが書かれていません。もちろん、すべての作品がそうであるとは断言できませんが。) 実際に、小林かなえさんのお店でお菓子をいただきましたが、きちんとレシピ通りに作れば、同じモノが出来るといっても過言ではないと思います。(本に掲載されているお菓子がたくさん販売されています。) これらの作品ができれば、お菓子作りにかなりの自信がつくと思います。教室に通わなくても、じゅうぶんだと思います。 けれど、見ているだけでもケーキを作る意欲がわいてきますし、お菓子作りやデコレーションなどのセンスが磨けるような気がします。
80年代、90年代の日本のフランス菓子界をダントツでリードしてきた河田氏の渾身の一冊だ。彼はこの本を通じて後に続く世代のパティシエ達に、フランス人の手によるフランス菓子以上にフランス菓子らしい世界を伝えようとしているかのようだ。
前作が「作る人の目線」を重視した丁寧なレシピ本だったので、期待して次の本を待っていました。
どこにも掲載レシピが見当たらなかったので、こちらに載せます。
●1a ガトーショコラ・レジュール (常温ではふわっと軽い口当たり、冷やすと濃厚)
●1b 同上 (パウンド型で焼く場合)
●1c 同上 (オーブンで直に焼く場合)
●2a ガトーショコラ
●2b ガトーショコラ・イヴォワール (ホワイトチョコで作るガトーショコラ)
●3a ガトーショコラ・クラッシック (中は焼ききらず半生)
●3b 同上 (オーブンで直に焼く場合)
●3c 同上 (湯せん焼きにした場合)
○ソース&デコレーション (アングレーズソース、ダークチェリーソース、デコ用飾り 3種)
○オーブンを使わないチョコレート菓子 (ムース・オ・ショコラ 2種)
●4 ダブルチョコレート・ブラウニー
●5 バナナチョコレート・ブラウニー
●6 トリプルチョコシフォン
●7 マーブルケーキ
●8 プラリネ・モカロール
●9 トランシュ・ショコラ (くるみとチョコクリームをはさんだスポンジケーキ)
●10 チョコカステラ
○オーブンを使わないチョコレート菓子 (チョコババロワ 2種)
●11 ココアのマシュマロ
●12 ココアカップケーキ
●13 チョコレートワッフル
●14 チョコマドレーヌ
●15 ココアスコーン
●16 ピーナツバターチョコチップ (クッキー)
●17 黒うさぎサブレ
●18 ポ・ド・クレーム・ショコラ (チョコレートのクレームブリュレ)
●19 パヴェ (生チョコレート 2種)
●20 ボンボン・ショコラ (2種)
○オーブンを使わないチョコレート菓子 (ドライフルーツのチョコがけ、ガナッシュボール)
■基礎テクニック
■基本の材料
■基本の道具
○おまけのレシピ (チョコレートスプレッド)
レシピ1と3は、それぞれ『同じ生地で、違う焼き方』が紹介されています。
「ガトーショコラのレシピなんて1つでいい。違ったレシピを一つでも多く」という方にはあわないと思いますが、「焼き方の違いでこんなに変わるのか!」等と新たな発見に喜びを感じるお菓子作り好きな方には、興味とやる気がわいてくる構成。
レシピで使用されている型と違うサイズの型で焼く場合の、焼き時間や分量の変更が書き添えられているものもあり、とても親切です。
レシピ4と5は同じ「ブラウニー」ですが、生地が違うので、別物です。
(4の生地にバナナを入れただけ…ではありません)
チョコレシピ豊富な本なので、バレンタインに手作りチョコを…という方にも良いと思います。
おしゃれで、本格的な味のチョコレートを手作りできたらいいな、と思っていたので購入しました。ロッシェのようなスタンダードなものから、日本酒を使った新感覚のものまで、チョコレートのバリエーションが豊富。オーナメントの作り方も写真入りでよくわかります。型が30個もついているので、いつまでも使えそう。プロっぽいチョコレートを作りたい人向けです。
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