続編がいつ出るのか不明。書き始めたら最後まできちんと世に送り出すのは作者の仕事。読者は中途半端な終わりを期待していない。
平井和正氏原作の「エイトマン」も「ビフォー/アフター」の小説リメイクと
実写&アニメのリメイクがありましたが、思ったほどヒットせず・・・。
今回、3度目の復活は、平井&鷹氏による原作から新プロットでのリメイク!
主人公「東(あずま)」が「東(ひがし)」少年として復活するあたりが、今風で、
「ネオ」の呼び名がぴったりはまった大傑作です。
平井和正著『サイボーグブルース』が「エイトマン」の原型であることは、
ファンの間では有名であるが、まさにその原作がよみがえるような、小説的コミックで
昔ながらのファンとしても、完全に公認できる素晴らしい作品です。
ぜひ、10巻以上の長編を目指して続いて欲しいです。
旧8マンとは違い「超音速」「8番目の刑事」等の部分は強調されず、今作では「マシナリー」としての8マンを描いている。そこに「電脳ネットワーク」「電子知性体」「新人類としてのサイボーグ」等のキーワードをちりばめ、現代に通ずるリファインをさせた七月鏡一氏の手腕はお見事。無論スタイリッシュなデザインを担当した永田大氏、高い画力で新たな8マンワールドを彩る鷹氏隆之氏も良い仕事をなさっている。新主人公「東(ヒガシ)光一」も命を何より重んじ、それを踏みにじる悪に対しては凛とした怒りをぶつける、といったヒーロー漫画の主人公としてに相応しい性格設定をされている。そしてその成長を見守る導き手として、旧作の主人公「東八郎」も登場する。 個人的には「仮面ライダーSpirits」「ウルトラマン0物語」などの作品にも劣らぬ出来だと思うのだが、注目度が低い印象を受けるのは残念である。
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