ワイルドアームズ
ゲームの方は昔友達にやらせてもらった程度ですが、今でも音楽はすごく良かったと覚えていたので最近購入しました。でも聴きたかった曲の一つがありませんでした。その点のみで少しがっかり★四つです。
自然は脈動する―ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察
本当のことを言えば、私は、この本の途中途中、あまりにも深い洞察なので、一気に読み進めることができず、少しづつ、少しづつ噛みしめながら読んだ。
もし子供のころにこの出会いがあれば、私はヴィクトル・シャウベルガーを師として仰ぎ、この道(水、酸素、森林、河川についての包括的で詳細な理解…)を目指しただろう。大学で彼の業績を学べる筈もなかったろうけれど…。
今は、彼について知りうる知識を読書として更に追って読み進めて行こうと思う。そうすれば、地球の一部でもある”私”の取るべき行動も自ずとはっきり見えてくるに違いない。
自分の子供が心臓病で生まれて手術した時に、命、心臓、酸素を体中に行き渡らせる血液…の働きに思いを廻らせ、緑がCO2を取り込んで酸素を供給してくれることも考え合わせ、この宇宙の創造は、酸素を中心になされたに違いないと思い、酸素について極めてみたい(知りたい)と思った。でもそのときは、私の知りたい知り方で極めている人はいないだろうと思っていた。でも、いたのだ。はるかに凌ぐ深い洞察とスケールで、生きた命としての水や森や河をそのまま、まるごと、そのものを理解していた人が…。
彼の思想と業績が、今から科学の中心的な主流を形作って行くだろう。
私は、彼の思想と彼が明らかにした内容を踏まえ水の大学を作ったらいいと思う。これから、総合的に水の性質と循環を知った上で、砂漠の緑地化、河川、森林のプロを作って行かなければらなければならないと思う。(この本を読んで、アマゾンの原生林が地球にとってどれほど大切かを知って、”Amazon”はいい名をつけたなと思いました。Amazon.comがその大学作りませんか?)
凄いよ、本当に。石油も何も要らない。どんな貧しい国にも、貧しい個人にも、無限にエネルギーを得ることのできる、フリーエネルギーを自然から学び、導き出して、それを実際に作って証明していたのだから。
*一般向けとしては、少し難解な本ではあると思います。でも日本にはまだこの本ぐらいしかないので、選択の余地はありません。
アンナ・カレニナ [VHS]
『アンナ・カレーニナ』は、ヴィヴィアン・リー、ジャックリーン・ビゼット、ソフィー・マルソーと、それぞれの俳優がガルボ版の後にリメイクしているが、一番後になって見たこのガルボ版こそ、私にとって最高のカレーニン夫人である。
家庭を捨ててまで若き情夫のもとへ走る行為は非難されて当然のものかもしれない。現にガルボ版以外の映画作品ではその印象が強く残った。しかし、この最も古い『アンナ・カレーニナ』では、ガルボ以外の俳優の演技の素晴らしさもあり、アンナに充分共感することができると思う。
愛のない針のむしろのような結婚生活によって、息子に精一杯の愛を注ぐことしか知らなかったアンナが、初めて自分を人間として愛してくれる人に出会い、半ば強引にその愛に引き寄せられていく。けれど息子への愛が、離婚を認めぬ夫と当時のロシア貴族社会が、アンナを第一級の淑女から、情夫の愛情のみを頼みに彼に縋りつく”嫌な女”に仕立て上げていく・・・
是非見て欲しい一作です。