新版 指輪物語〈7〉二つの塔 下 (評論社文庫)
大盛り上がりに新キャラクターに、3つのグループそれぞれの行動にと、頭の中を整理するのが結構大変な第二部もクライマックス。
私は映画を先に見て「第二部を読まずにはいられん!!!」と図書館で借りてすぐ文庫を全部買いました。
そうしたら、第一部から第二部へよりも、フロドとサムが大ピンチに陥ったこの第二部の最後の方が、100倍ぐらい続きが気になるじゃないですか!!!
一気に買っておいてよかったです。第三部「王の帰還」を用意せずに第二部を読み終わってしまった人は、あまりに気になって一晩中もだえてしまうのではないでしょうか?
個人的にはサムがフロドのためにシチューをこしらえるシーンが大好きです。
さあ、第三部はお手元にありますか!?
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 オリジナル・サウンドトラック
「旅の仲間」ではCD表面に指輪がデザインされていたが、今度の「二つの塔」では、北にファンゴルンの森、中央にローハン、南にゴンドールが位置する中つ国の地図がデザインされているので、コレクションとしても嬉しい。第一部と同様にエキストラ・トラックもお楽しみ。
さて、曲はといえば、アカデミー賞作曲家の地位に安住しないハワード・ショアの新たな挑戦を感じさせてくれる。「二つの塔」公開前に聞いたときは、ゴラムソングが哀切なあまり、「旅の仲間」でなじんだシャイアのテーマなどが出てくるとほっとしたものだ。しかし、映像とともに聞くと全く印象が変わる。指輪保持者の孤独と葛藤を表現して見事というほかない。
ハワードはオペラの第2幕を意識して作曲したという。人物と背景の紹介がメインとなる第1幕に対し、第2幕は物語が大きく動き始める。このサントラでも離散した旅の仲間がそれぞれに巻き込まれていく新しい舞台が個性的な音色で再現されている。ローハン人のテーマを奏でるハーディンガーという楽器の音色などは、まさに誇り高い騎馬民族のイメージそのもの。
ヴォーカルや民族楽器を多用したハワード音楽の真骨頂であるが、そこで奏でられているのは、まさに指輪戦争の時代の中つ国そのものであって、夾雑物がない。作曲者の原作への深い敬意を感じる。
新版 指輪物語〈6〉二つの塔 上2 (評論社文庫)
旅の仲間が分かれ、指輪保持者のフロドのほうではなく、オークに連れ去られたピピンとメリーのほうの話。というか、この巻はほとんどその追跡の話というべきか。
この巻での注目すべきところは、木の髭(エント)の活躍。中つ国で最も古い生き物で、年齢などは不明。木のような人間?人間のような木?ともあれ、そういう不思議な生き物が、旅の仲間を助けるという段。
旅の仲間とエントたちが、アイゼンガルドに乗り込み、サルマンに打ち勝つというくだりなのだが、ここで勝ったと思ってはいけない。本当の戦いは、これからだ。
アラゴルンが次第に王の威厳を現してきて、いよいよ王の帰還となる日も近い。
ロード・オブ・ザ・リング-二つの塔- (通常版)
僕はこのゲーム好きです。細かいボタン操作もなく、洋ゲーらしく、1対100のような感覚、細かい部分(ディテール)はかなりおさえていて、しかしそれ以外は何も考えないようなところは、短時間で世界観に浸ることが出来ます。一度クリアしてしまったら、もう一度やるには面倒くさいゲームって多くないですか?何も考えたくない時、斧や剣を振り回すだけでも面白いですよ。
すぐ中古屋に売ることなく、ずっと置いておきたい1本です。
ロード・オブ・ザ・リング トリロジーBOXセット [Blu-ray]
個人的には劇場公開版の発売もアリなのですが、やはり私もSEEのBD化にあと二年もかけるという事実にゲンナリしています。
頑張って早い段階でリリースしていれば劇場公開版でもけっこうな売り上げがあっただろうに、これだけ期待されているたかが劇場公開版を引っ張り続けたことでこれだけBDの評価が悪く売り上げが延びないのであれば担当者を変えないと企業としては相当な損害を生むと思う。
正直なところ二年後に私が期待していたのはDVD特典ディスクで監督が仄めかしていた新たな未知のバージョンだったので、私はテンションを大きく下げられてしまい半ば絶望感に近い感情を抱いている。
更に悪い事に、待たせたわりにはパッケージもただ単に単品販売モノを箱に押し込めただけのように見える。
特典ディスクはBD化しないのであればDVDで内容が同じなら完全に廃止してもいいので、ブックレットの充実とせめてデジパック仕様。
販売時期や方法にロード・オブ・ザ・リングというキラーコンテンツに対するメーカーの感謝の気持ちや思い入れが全く現れていない事が残念で仕方がない。
今まで随分と稼がせて貰っただろうに・・・。
最後にあまり関係ないですが、普段疑問に思っている事。
販売メーカー全般に言えることですが、「特典」の本当の意味って何なのでしょうね?
私はタダでもらえるっていう解釈が正しいと思うのですが、お金が高くなるのなら特典という表現はJAROに審査してもらいたい。