Holst: The Planets, Op. 32 (Dover Miniature Scores)
B5のブージー版は5000円ぐらいしましたが
これは安いです
製本も個人使用でこのサイズならフルスコアより丈夫かもです
いい買い物だと思います
猿の惑星:創世記(ジェネシス) 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕 [Blu-ray]
タイトルに「猿の惑星」と付ける必要があったのか疑問が残る作品です。全編CGに頼り切った内容となっており、脚本そのものより映像美(猿の表情など)に重点を置いたものとなっています。特に、「猿に個性を持たせた」技術は、原作で成し得なかったものです。その反面、CGによるアクションで場を持たせている感は最後まで捨て切れませんでした。
ただ、これはオリジナルとの対比が入った感想であり、この作品を「単品」として考えれば、かなり楽しめると思います。大雑把な展開(脚本)で、中盤〜終盤は観ている者を置いていきそうになりますが、出演者の迫真の演技が映画への興味をぐっと引き留めます。
単品で楽しめる作品なので、敢えて「猿の惑星」と言うフレーズを封印しても良かったのではないかと思いました。
星を継ぐもの 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
全く以て素晴らしい!知的好奇心を刺激されてゾクゾク鳥肌が立ちました。
「星を継ぐもの」3部作の1作目(これはSFミステリの不朽の名作)しか読んでいない私には、後半の怒濤の急展開は興奮の連続でした。
まさに忘れかけていた”センス・オブ・ワンダー”の精髄がここにはあります。3巻目迄待つのが本当に辛い。
「2001夜物語」に並ぶ著者の代表作となるでしょう。もう書き下ろしで出して欲しい!早く先を読みたいよ。
宇宙 (小学館の図鑑NEO)
隣の部屋で寝そべって真剣にこの「宇宙」の本をみているのです。
息子は6歳でひらがなはかろうじて読めるのですが
まだまだ文字がたくさん書いてあると抵抗があり
他の本などはふりがながふってあっても「読んで〜」と持ってくるのですが
この「宇宙」はよっぽど興味があるらしくよく一人で読んでいます。
読んでいるのかみているのか分かりませんが・・・(笑)。
ただ教えてもいない宇宙についての知識を時々披露してくれる所をみると
この図鑑の力なんだろうと思います。
去年の夏ぐらいに興味を持ち始めどうしても宇宙の図鑑が欲しいとせがまれて
購入したのですが正解だったと思います。
興味を持ち始めた時の子供の吸収力は想像を越えるものがあると感心しています。
Retrograde Planets: Traversing the Inner Landscape (Contemporary Astrology)
この本は、タイトル通り、逆行に焦点を当てて書かれた、非常に興味深い内容となっています。逆行についてこのように詳しい説明がなされている本を読んだのは初めてでしたので、とても勉強になりました。本は4部構成になっていて、第1部では逆行がどのようなメカニズムで起こるのかについて、第2部ではインナープラネットである水星と金星のネイタル及びトランジットでの逆行について、第3部は火星以遠の天体のネイタル・チャートにおける逆行について、第4部では、火星以遠の天体のトランジットでの逆行について、詳しい解説があります。
第1部では、逆行というのは、インナープラネットでは天体が太陽と地球の間に座すときに生じ、火星以遠の天体では天体が太陽とオポジションの位置に近づき、地球が天体と太陽との間に座すときに相当します。共通点は、天体が地球に最も近づくときであるということから、逆行は主観性や個人的体験、という概念と深い関係があるとされています。
ネイタルで逆行している天体を持っている場合、その人はその天体が持つ性質を外に表すのにためらったり、不安になったりするため、その性質を隠したり逃げたりして、その結果その性質を伸ばすことが遅れたり、内向もしくは内省的になったり、非社会的でエキセントリックな性質を持つこともあるそうです。もう一つ、元々ネイタルの天体が逆行している人は、プログレス天体が逆行から順行に戻り、ネイタルの位置に戻るタイミングなどが、人生で大きな転機になることもあれば、ネイタルで順行している天体がプログレスで逆行するときにも注意が必要なようです。
水星の逆行は火の要素→地→風→水、のように6年間で一巡します。これに対し、金星は8年に一度同じ場所で逆行し、チャートを144度ずつ回転していきます。144度=360度÷5×2という式で表されるように、5に由来する数字です。5という数字は、創造性を表すとされますが、金星の逆行もそれまでと違う創造性を生み出すような期間となることもあるようです。金星は天秤座と牡牛座の2つのサインを管理していますから、ネイタルで金星が逆行している場合、心理的及び肉体的な愛情の発達に問題があったり、もしくは母親像が統合されていなかったり、価値観の善し悪しの判断が難しい、などという現れ方をすることもあるのだそうです。
火星以遠の天体の中では、火星は逆行中に太陽とトラインを形成しないという意味で、異色なのだそうです。火星は地球から外にある天体の中で一番初めの場所にありますから、火星は太陽、水星、金星の力を外、もしくは社会的に発揮させるために非常に重要な役割をしていると考えられます。そのため、火星が逆行している人は、抑圧されているような感覚を持つこともあるようです。次に、木星の逆行は比較的問題はないとされますが、土星の場合は、父親像に問題があるということはNoel Tyl氏も指摘しています。最後に、土星以遠の天体については、個人的というより世代的な特徴ということで、太陽など主要天体とリンクしていない限りは、あまり重視しなくて良いとされています。解説では、様々な人の例も多く掲載されているので、読みやすい本なのではないかと思います。