最新・健康 モーツァルト 音楽療法 ~ 血液循環系疾患の予防 ~
クラッシックを聴けば、少なくとも血圧はあがらないんじゃないか?なんておもいがちですが、思わず運転しててスピードを出したくなっちゃう曲もあります。不思議ですけど、聴くだけで効果があるとしたら、必聴の価値アリかも?モーツアルトの曲はお酒がまろやかになると聞くし、とにかく心地よい曲なので細胞から元気になりそうな気になります。
片麻痺回復のための運動療法―促通反復療法「川平法」の理論と実際
麻痺した手足をしつこく何度も曲げ伸ばしする。
その時に、クイックストレッチやタッピングをして促通している点が少し目新しい気がする。
DVDを見ると、川平先生の手つきの滑らかさには感心するが、そのタッピングが本当に筋肉の収縮を促通できているのか疑問だ。
筋腹ではなく、腱を刺激したらむしろ抑制になってしまうのではないだろうか。
与えた刺激が促通として有効に働いているのか、筋電図や対象脳領域のNIRS検査などで検証されていれば良いが…
仮に、川平先生の与える刺激が促通の働きをしていたとしても、未熟なセラピストの刺激だと、むしろ筋の活動や、筋を動かす脳の働きを抑制させてしまう恐れはないだろうか。
川平先生の手技が高度に洗練されているので、逆に、そのような心配もある。
また、運動制御理論の観点が弱いという印象もある。
最新のリハ手法というよりも、一ひねり加えたPNFと呼ぶのが適切ではないだろうか。
運動学習に関しても、誤りを排除した学習が適切なのか疑問がある。
型にはまった運動を繰り返すだけでは、バリエーション豊かな運動プログラムを蓄積することができないし、蓄積された運動プログラムの中から適切なものを選択する能力も向上しないだろう。
もちろん、川平法は十分に学ぶ価値のあるリハ手法だが、万能ではない。
さらに、川平法を習得して、患者さんの治療に用いることができるようになるには、かなりの練習量が必要だろう。
Wii Sports
自分は10代によくゲームをしたせいか、今(40代)は滅多にゲームをしないのですが、家族で楽しめるのではないか、という予感が何となくしたのでWII本体とこのゲームを購入。最初は子供が遊ぶばかりでしたが、「パパもやろうよ」と誘われ、待ってましたとばかりトライ。これを見て、やはり全くゲームをやらなかった妻まで自主的に参加。週末は家族でテニス大会で盛り上がっています。ボーリングにしろ、テニスにしろ、感覚的に入りやすいですね。
脳卒中マヒが改善する! 腕と指のリハビリ・ハンドブック (健康ライブラリースペシャル)
本書に紹介されているリハビリはどこの病院でも行われている方法だとは思いますが、まだ右も左も分からないへっぽこOTの私にはとても役に立つ内容でした。
脳卒中を患われたご本人、ご家族、私のようななりたてOT向けの本だと思います。
NHKスペシャル 脳がよみがえる 脳卒中・リハビリ革命
脳リハビリの具体的なやり方や手順を紹介する、
いわゆるノウハウ本とは趣が異なる。
脳科学に限らず医学全般に言えることだが、
病気によってある機能を損失した対象に研究を行い
その機能のメカニズムや重要性を調べることは多い。
(ある機能を失った患者の遺伝子に特徴があれば、
その遺伝子と機能に関係があることが推察できる など)
その意味で、脳卒中により運動機能を失った人を対象にする
リハビリの研究は、脳がいかにして体をコントロールしているかを
知るための大きな知見を与えてくれるということがわかった。
・リハビリはラクなほうが効果がある
・「出来たことしかできるようにならない」
・上手にほめると脳が変わる
など本書にある情報は、リハビリという分野を超えて
私たちの持つ脳を理解する非常に重要な情報を与えてくれる。
医療者ではなく、テレビディレクターという職業の人が書いているため
一般の読者にも理解できるよう工夫が凝らされているのも嬉しい。