オペラ座の怪人 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
ファントムかっこいい!
抜群に歌が上手いわけではないですが、セクシーな声がイメージにぴったりです。
何度見返してもきゅんきゅんします(笑)
ミュージカルに一切興味のなかった妹も今では"オペラ座の怪人"の虜です( 'θ`)ノ♪
特典映像も充実しているので、ファンの方は絶対に買いですよ!
エビータ【字幕版】 [VHS]
アルゼンチンの大統領夫人エバの生涯をミュージカルタッチで描いています。歴史好きな方にも、またミュージカルが好きな方にも楽しめる内容で、主演のマドンナの意外な歌唱力にも気づかせられる映画です。成り上がっていくために次々と男を変えるエバですが、女の私から見てもどこか憎めない魅力があります。歌も軽快な曲からバラードまで様々で、きっとお気に入りの曲が見つかるでしょう。ぜひ見て頂きたい1本です!
エビータ [DVD]
多面性を持ち、出世した歴史上の人物エバ・ペロンを、これまた多面性を持ち、出世したマドンナが演じるのだから適役で、実際成功したといっていい、骨太のミュージカル大作だ。素の台詞はほとんどない。
マドンナの歌唱力の素晴らしさを実感する。ロサダ宮殿のバルコニーで熱唱する「アルゼンチンよ泣かないで」は名場面。その他ロケ場面のエキストラの多さが映画に迫力をもたらしている。チェと対決するようなダンス・シーンも素晴しい。
衣装、ヘア・スタイル等、マドンナのエバへのなりきりぶりも目を見張る。
すべてが史実という訳ではないが、第二次世界大戦終了前から戦後にかけてのアルゼンチンの歴史、特に軍の関与と貧困層の動向の理解にも役立つ。
本作は、アンデス山脈の向こう側のチリを舞台にした名作・愛と精霊の家に匹敵する傑作だ。
オーケストラで聴く「オペラ座の怪人」~ザ・ベスト・オブ・アンドリュー・ロイド=ウェバー
ロイド=ウェバーがもしいなければ世界のミュージカル・シーンは大きく違っていたことでしょうし、劇団四季もその演目に困ったことは容易に想像できます。『オペラ座の怪人』の舞台を見て以来、その魅力的なナンバーに魅せられて何回も観賞してきました。メロディ・メイカーとしての素晴らしさは群を抜いているでしょう。
「オーヴァーチュア」が華麗なオーケストラのサウンドを纏いながら開幕していきます。舞台のワクワク感がまさしく伝わってくるのです。「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」「シンク・オブ・ミー」「仮面舞踏会」と大好きで美しい音楽の世界に入り込むことができて聞惚れています。舞台で、映画で、CDで繰り返し聴いてきた音楽達です。歌唱はなくてもその魅力は伝わってきますし、オーケストラだけですと、音楽の構成やメロディやハーモニーの美しさが客観的に伝わってくるようでした。
アンソニー・イングリスが指揮する名門ロンドン交響楽団は自国が生んだ偉大な作曲家へのレスペクトに溢れ、クラシック・テイストを持ちながら、ミュージカルの劇伴になりがちな音楽を交響組曲へと変身させました。勿論、根本に流れるロック・テイストは健在ですし、通常の編成ではないドラムやベース、サックスといった楽器が色を添えていました。
金管セクションが良い仕事をしていたと思います。
その他に「エビータ」より「アルゼンチンよ泣かないで」、「組曲キャッツ」、「スターライト・エクスプレス」からも1曲ずつ取り上げられていました。このサイトの視聴用サンプルの出典は、そこがずれていますね。なお、リーフレットの村岡裕司さんの解説は参考になりました。
エビータ (新潮文庫)
1919年に私生児として生まれたエビータは、女優となりアルゼンチンの軍事政権での実力者だったフワン・ドミンゴ・ペロン大佐の情婦となる。第二次世界大戦が終結を迎え、ナチを支持していたアルゼンチンは外部からの孤立と内部の民主化への動きによって混乱する。そんな中副大統領であったペロンは解任に追い込まれるが、軍部の若手や民衆を味方につけて彼を大統領にまでさせたのは妻となったエビータだった。それから労働者階級を味方につけ、独裁政権をつくりあげたペロン夫妻だが、ファーストレディのエビータは33才で病死する。短く激しい女性の人生を客観的に描ききった著作だ。
自らの才能でのしあがった女性のストーリーは、野望と不屈の精神力もさることながらアルゼンチンだからこそ可能だった話だろう。まあ日本の政治とは比べ物にならないのは確か。これが実話でありしかもほんの何十年しかたっていないことが衝撃だった。打算ももちろんあったと思うけれど、エビータのペロンへの想いはどんなものなんだろう。彼女が本当にペロンを崇拝していたからこそ、周囲にも影響を与えることができたのだろうか。それとも彼女は自分自身に酔っていたのだろうか。そしてもし彼女がペロンを超えたいと思った時、歴史はどう動いたのだろうか。