夜のピクニック [DVD]
原作を読み、配役を聞いて、「これでは、台無しでは」と思った。でも、DVDを見て、意外にはまっていた。
多部の抑えた演技が、陰気かなと予想していたが、意外にさばさばしていた。石田は「寄るなオーラ」出ていたし。演出のゴテゴテは許そう。パロディを沢山入れた、喜劇仕立てとなっているが、まあ遊び心があって良いのでは。
加藤ローサの杏奈は知性が足りなくて幻滅だったけど。出番が少なくて良かった。淳也はしゃべり過ぎ。小説でも出すぎの感はあったけど。ご都合主義の小説の映画化だから、こんなものでしょ。
NAGISA [VHS]
12才の夏休みの思い出がいっぱいつまった、なぎさの江ノ島物語。
大人にもなれずに戸惑い揺れ動く、思春期の少女のひとなつの物語りを
小沼監督が演出。
ファミコンもカラオケも携帯電話もまだない。昭和の少女の最も多感な思春期を描く。
湘南の陽ざしと共に哀感を込めて、「恋のバカンス」を始めとする黄金の60'sミュージックをバックにした
珠玉の湘南ムービーです。
VIVA!尻ずり2 アンナ・楓・松田藍・長井円香・麻生岬 [DVD]
満員電車で女性のお尻にグリグリするあの快楽をイメージしたものらしいけど、
女性が腰を動かしすぎるのでなんか不自然なシーンも多かった。
あの密着感が男にはたまらないので、腰を動かすのは男性中心にした方がいいと思う。
トンネルの華子さん(1) (まんがタイムコミックス)
表紙だと足がないけど、華子さん、足ありますよね!?
オムニバスの中心に華子さんがいるストーリーですが、過去と今を繋ぐキーとしての役も果たしていて、そちらに重点を置いたストーリーが出てきたらステキだなと思って読んでいます。
この作家さんのストーリーに共通ですが、いい人しか出てきません。その中で、毎度、魅力あるストーリーや設定を仕掛けてくるのは、毎回すごいなと思います。
はっとしたり、どきどきしたりする話ではないのですが、ほのぼのと楽しめる作品です。
夜のピクニック 通常版 [DVD]
20歳の時に、東京から豊川まで友人と歩いて帰ってきたことがある。
愛大・地理学専修の伝統行事「夜間歩行」で、豊橋から伊良湖岬まで歩いたことがある。
(しかも途中からのダッシュで競り勝ち、1番で到着したことがある)
とてもリアリティのある映画だと思った。
みんなで夜歩く、ただそれだけのことに感じる高校生の特別な感覚を、私も自分の高校の頃や今までの経験と照らし合わせて、充分に感じることが出来た。
主役の女の子(多部未華子さん)も、私の周りにも普通にいそうな気がする(→それが彼女の魅力なのだろう)
唯一リアリティがなかったのは、ふたりが異父兄妹であることか。
うまくは言えないけれど、
高校生の頃の何かドキドキしていて、がむしゃらで、とにかく目の前のことに一生懸命だったあの頃(笑)のあの感覚を、
久しぶりに思い出したい人におススメ!!!
そんなことを感じて劇場を出ようとすると、ある年配の男性が、
「なんだこの映画、つまんねぇ!」
と吐き捨てていた。
きっと思い出したくない人には、あまりおススメできません(笑)