敏感ヴァージン (ウォー!コミックス)
秋田書店チャンピオンRED誌上で一般誌ギリギリの過激な性表現に挑んだ作品群、主に百合とソフトSMとオカルトを組み合わせた「おキツネさまでCHU!!」「バージン・ロープ」「みのりスキャンダル」等で知られる速野悠二氏、初めての成年向け作品集です。
マガジン・ウォー誌に2009年5月号から2012年2月号まで散発掲載された11作を収録しています。
掲載作
・ドキドキが止まらない
・ピーピング・トラップ
・木刀で私に恋しなさい!!
・アニキなんか
・お姉ちゃんだもん(ハートマーク)
・真奈美ちゃん頑張る!
・“ツン”のおんがえし
・今日から私は(ハートマーク)
・大丈夫ですよ委員長
・ちっちゃい事はいい事だ
・Read Me
全篇、女子高生がロスト・ヴァージンする短編ですが、ツンデレ、羞恥プレイ、兄妹、ショタ、スク水、ミニ娘、眼鏡っ子、委員長と言ったヴァリエーションで飽きさせません。
特に剣道の宗家に生まれた他人に弱みを見せずに過ごす美少女剣士と後輩を描いた「木刀で〜』等真面目で凛とした子がやがては快感に乱れるシーンは氏の面目躍如です。
ウォー!コミックスは先達のサガノヘルマー氏と今回の速野氏の様に一般誌では際立つエロティックさを持った作家諸氏を成年漫画へ挑ませて居ます。
但し、本単行本では速野氏のもう一つの特徴である伝奇・オカルトと百合風味が意識しての事か解りませんが省かれて居るのが意外でした。
そして、一般誌では強く感じられた「ここ迄描いて大丈夫なのか。」と言う背徳感のマジックが最後の一線共々消えてしまっているのも残念です。
好きなグラビアアイドルが本番有りのAVに初出演した時の様に一抹の寂しさが胸をよぎります。
後、男性器の描写にはもう少々検討の余地が有ると思いました。
それでも速野氏の描くとても魅力的な女の子、少年漫画的なデフォルメで、乳やお尻の適度な弾力感、土手高のキャラクターがお好きな18歳以上の方にはお薦めです。
表紙を外すと賛否が分かれそうな過激なサービスイラスト『速野の幻劇場』付きです。
アートワークス・オブ・ギルティギア ゼクス 2000-2004
ギルティギアシリーズの生みの親、『石渡太輔』さんの初の画集です。ギルティギアゼクスから、最新のギルティギアイスカまでの、今までのイラストを300点以上収録しております。尚且つ、書き下ろしイラスト5枚に加え、ラフ画などの未公開イラストまで掲載!これで、この値段で買えてしまうのは凄い事だと思います。因みに、イスカのムックに載っていなかったイスカでの全キャラ絵も収録。これが個人的には結構嬉しかったです。
取り敢えず、感想はただただ「凄い!!」の連続でした。全てにおいて見惚れます。前々から思うのですが、石渡さんのイラストは構図が凄過ぎる。
只見るだけでも充分楽しめますが、絵描きさんにはとても勉強になる一冊だと思います。イラスト一枚一枚にある、石渡さんのコメントも勉強になるかと。
性犯罪の心理
筆者の主張は非常にクリアです、性犯罪(者)は恐ろしいとするマスコミ報道にあたら踊らされる前に、まず性犯罪とはどういうものかについて知ってほしいというもの。性犯罪を累計別にどのようなものか、具体的な例も含めて簡明に記述していきます。また、単なる辞書としての性犯罪累計に留まることなく、6章の強姦、強制わいぜつ、8章の性犯罪者対策、まとめの項において、性犯罪全体の件数がそんなに大したものではないこと、同じ行為でも風潮によって強姦、強制わいぜつのような凶悪犯罪に分類されてしまうこともあることをも知らしめている。