あすなろ物語 (新潮文庫)
この作品は人間の生涯を淡々に書いた物語で、「鮎太」の物語です。特にハラハラさせるとか、思いもよらぬ物語の展開と言うわけではありません。
ただ、この物語は淡々に書いてあるだけあって、何か懐かしい感じが自分の中で込み上げてくる感じがしました。「鮎太」が生きる姿は、感動もの!
井上靖先生の本をまず読もうと思っている人には、この本を最初に読むことを強くオススメするとともに、井上靖先生の作品に焦がれると思います。
若者のすべて DVD-BOX
「自分の人生は、自分でどうにかしようとしない限り、どうにもならないぞ。」と教えられました。脚本の素晴らしさ、役者の素晴らしさに脱帽です。「色褪せない」とはまさにこの作品の事!
あすなろ白書《4巻セット》 [VHS]
このドラマの魅力は」なんといっても登場人物たちのキャラクター性にあると思います。天真爛漫で無邪気な園田なるみと苦労して育ち、他人との間にどこか壁を作ってしまう掛井君・・・。この二人の恋が物語の中心となるのですが、一心になるみを愛する取手君やあまり感情をあらわにせずいつも冷静な星香、どこか謎めいている松岡君の存在があってこその「あすなろ白書」です。彼らの恋と友情は、泣きたくなるほど切なく、そしてどこか懐かしい気持ちにさせます。ドラマの中でなるみが、「今までの人生の中で一番輝いていた」と言っていますが、彼らの眩しいほどの青春時代がここにつまっています。大好きな作品です!
R35 Sweet J-Ballads
このオムニバスはなぜヒットしたのだろうか。
確かに、大ヒット曲を揃えたからということもあるだろう。
でもそれだけじゃないと思う。ここでは30歳ではなく35歳というところがポイントなのだ。
もちろんこのアルバムはさまざまな年齢層で受け入れられるだろうが、35歳で生じてくる、大人のどこか不安で微妙な心理状態を見事に突いてきていると思う。
そしてこの曲順がいい。特に4曲目「Get Along Together」から8曲目「クリスマスキャロルの頃には」へ至る流れ、そして14曲目の「壊れかけのRadio」からラストに「世界中の誰よりきっと」を持ってくるあたり。
この曲順を意識的に考えたのならさすがであり、この展開にこそ35歳であることの意義がある。
もちろんオススメの一枚。
あと、似たような企画ですが、2枚組、30曲の「クライマックス」もいいよ。
透明な音楽
~美しき日々にS・E・N・S・の楽曲が使われているのは聞いていましたが、OSTには収録されていなくて、どの曲なのかなと疑問に思っていましたが、美しき日々のファイナルコンサートの放送を観てRemembering Meだとようやくわかりました。透明な音楽は本当にタイトル通りの透明感溢れる美しいメロディーばかりです。Remembering Meと Heaven's~~ Songには女声のスキャットがありますが、あとは全曲インストゥルメンタルで構成されています。岩の間から湧く清水、月の雫.朝露を受けた葉のきらめき、優しい木漏れ日、高原を吹き抜ける風、花畑に寝転がって空を見上げた時のどこまでも続く青、その中を鳥になって飛ぶ、そんなイメージのアルバムです。~