旅行人163号特集コーカサス〜アゼルバイジャン+アルメニア+グルジア
「地球の歩き方」に詳しく紹介されていない地域の旅の楽しさを伝えてくれる年2回発行の旅行雑誌「旅行人」ですが、このコーカサス特集は特にお勧めです。アルメニア、アゼルバイジャン、グルジアが取り上げられていますが、やはりグルジアの記事が一番良かったですね!ヒンカリやハチャブリを食べ歩きながら、トビリシからカズベキまでの軍事街道の自動車旅をまたしたくなりました。グルジアは本当に不思議な魅力のある国でした。
世界紛争地図 角川SSC新書
世界で起きてるあらゆる紛争を知れる教科書のような本。
5章で構成されていて、それぞれアジアやアフリカなど地域で分別されています。
なので数地域にまたがる紛争を理解しやすいです。また、必ず図説が添えられているので地理的にも一目瞭然。
発生当時の状況から現在抱える問題点まで短文で紹介しています。
「どうしてこの国は争っているのだろう」という日々のニュースや歴史、国際関係の勉強で浮かぶ疑問が即座に解決できます。
国際社会を知る手始めとなるでしょう。久しぶりに良書に出会えたと思います。
ざくろの色 [DVD]
これ以上美しい映画を観たことありません。反共産主義的芸術家と判断され、30年以上の軟禁生活を強いられた後のパラジャーノフが創り上げた余りにも独創的な美的宇宙、『ざくろの色』『スラム砦の伝説』『アシク・ケリブ』の3部作は、ほとんど奇跡のような美的感動を胸に刻み付けてくれます。
世界の国歌
これまで国歌のCDをたくさん買いました。でも、多くの場合、現地の演奏とかけ離れたアレンジやテンポにがっかりさせられてきました。このCDは、その点、かなり元曲に忠実な演奏が多いと思います。(ウズベキスタンなど、一部中央アジアの国々の国歌については、テンポやアレンジに不満がありますが...)。もちろん演奏の質は、他のアルバムの追従を許さない完成度です。資料的価値があります。ただ、収録されている国がもっとバラエティーに富んでいれば、さらによかったのにと思います。
コーカサス国際関係の十字路 (集英社新書 452A)
アゼルバイジャン留学経験のある政治学者が
北カフカス-主にチェチェン
南カフカス‐アゼルバイジャン・アルメニア・グルジア
に関する歴史・政治・経済・宗教・文化等に関して解説した本。
コーカサスとそれを取り巻く、
ロシア・アメリカ・トルコ・イラン・ヨーロッパ
の政治力学の基礎知識を得ることができる。
網羅的な基礎知識というのが本書の目的と感ずる。
普段縁の無い地域だけあって、基礎知識が無い故、
簡便に読める貴重な良書だと思う。
数年前のグルジア紛争の背景理解に役に立つ。
今後もニュースを見た際、より深く理解することが可能になるであろう。