1978年にリリースされた「ルパン三世」第2シリーズ・サントラの2枚目ですが、大野雄二のアルバムと言っても良いくらい計3枚のなかでも完成度は最も高いと思います。
(1stは声優陣のナレーションが入ったため残念ながら「アニメのサントラ」の域を出られないし、3rdはTVと世界観が違う『カリオストロの城』用楽曲が中心なので)
「ルパン三世/LUPIN III '79」はメインテーマのディスコ・バージョンで、オリジナルよりもゴージャスな雰囲気に満ちてます。
「トルネイド〜次元大介のテーマ/Tornado」は2分台のミニサイズながらフリューゲルホーンをフューチャーしたスパニッシュ感覚満載で、当時人気が高かったチャック・マンジョーネを思い出します。
ブラスセクションがメロディーを奏でる「恋はサンパウロ/Love in Sao Paulo」「螺旋飛行/Spiral Flight」もラテンフュージョンのように軽快で、当時のテレビやラジオのBGMに使用されていました。
個人的にもっとも一番好きなのはメロウな「スフィンクス/Sphynx」と、フルートとストリングスが掛け合う旋律がエーゲ海を思わせるほど神秘性に満ちた「オアシスへ……/The Way to the Oasis」で、完成度の高さに鳥肌が立ちます。
さらにゴダイゴのトミー・スナイダーが歌う「スーパー・ヒーロー/Super Hero」、尺八・琵琶をフューチャーしたジャパニーズ・タッチの「斬鉄剣〜石川五右衛門のテーマ/Zantetsuken」、ブギースタイルの「ファニー・ウォーク/Funny Walk in Old Fashion」、サンドラ・ホーンの歌による「ラヴ・スコール〜峰不二子のテーマ/Love Squall」(この歌を使ったエンディングが大好きでした)と、フュージョンを基盤とした大野雄二ワールドがぎっしり詰まっています。
音楽の醍醐味を知りたい方に、本気で音楽を志す方は必聴アルバムだと思います。
PS:これを聴くと、今の劇伴が“お涙頂戴”を煽るワンパターンなオーケストラ主義ばかりな点もわかるでしょう。
奉仕活動でイエスの愛を放射するシスターたちによるオルガン伴奏のマリア聖歌集です。1980年代にテープに録音され評判になりCD化されたもので、彼女たちの最初のアルバムになります。プロの発声テクニックはないものの、それだけに信仰心の強さ、清らかさが伝わってきます。とはいえ全体的な歌唱力は想像以上の水準で、疲れているとき、癒しが必要な時、この曲集以外のアルバム(「めでたしマリア」など)も同様ですが、美しいメロディにのせた彼女達の歌声に天使の姿を見い出せます。信徒以外の方にもお薦めですが、あまり繰返して聞き入っていると彼女たちの信仰の世界に引き込まれてしまうほど魅力的な曲集です。
彼らの地元サンパウロでの凱旋ツアーの模様を記録した映像。 彼らと共に歩み、悩み、心配してきたオーディエンスとの 一体感あふれるステージは感動すら覚えます。 MCも母国語ポルトガル語で行われている(当然)など、 彼らのリラックスしつつも気合の入ったライブを堪能できます。 ボーカルのがに股歌いには、幾分の違和感を感じざるを得ませんが、 秀逸なギターテクニック、縦横無尽に駆け巡るキーボード、 そして目を見張らされるドラムテクニックを思う存分楽しめます。 最近ブラジルでのライブ映像が立て続けにリリースされておりますが、 その理由がよくわかる、そんな素晴らしい作品です。
嫁がいろいろなお店で探していましたが見たからなくてやっとてにいれました すごく良いですよ
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