SatyriconのFrostがドラマーをつとめる、ノルウェーのブラックメタルバンドの3rd。2005年作。
禍々しいメンバービジュアルもさることながら、サウンドはそれを遥かに凌駕して邪悪。 冒頭から最後まで凄まじいテンションで疾走する激辛高速ブラックメタルが圧巻だ。 Frostの高速ブラストに導かれ、高速トレモロリフが暴れまわる。 独特の符割のRavnのヴォーカルは、不穏な雰囲気で邪悪さを助長している。 所々のギターリフにスラッシュ/ハードコアの要素が感じられるのもポイント。 クリアで歯切れのいいプロダクションもスピード感アップに一役買っている。
バンドの演奏技術が非常に高く、凄まじいスピード感を伴いながらも 巧みな展開も盛り込み聴き手を飽きさせない。 北欧のバンドらしい様式美と退廃的なメロディーもいい感じだ。
ファストブラックの金字塔的作品。 高速激音好きに大推薦します!
80年〜90年代に「鮫!鮫!鮫!」「究極タイガー」「達人王」など、 主に硬派な縦シューティングゲームを世に出していた東亜プラン。
その珠玉の名曲達が、音楽CD5枚組+データCD1枚の1-BOXにて復活しているとの事を、 最近知って買ってみました。
長らく東亜プランのCDはプレミア化して入手困難な状況になっていたため、 初CD化となる音源も含んだ全14タイトルのCD5枚組でこの価格ならば、 とてもリーズナブルだと思います。
特筆すべきは、実基板から新たに直録音されたクリアなサウンドだと思います。 既に何枚か所有していた旧サントラ版と比べても音がとてもクリアなので、 今まで気が付かなかった音に改めて気が付くこともありました。 (ただし、旧サントラ版にあった様なアレンジ版は収録されていません。) ともかく、東亜節とも言われる濃厚で独特なノリのある収録曲を聞いていると、 ゲーム画面のイメージと共に、ゲーセンでプレイしていた頃の懐かしい記憶が蘇ります。
さらに、特典のデータCD(6枚目)がまた凄いです。
開発者直筆によるデザイン画や各種設定資料、社内会議用と思われる企画書までもが、 680ページ程もあるPDFにて収録されています。 所々に描かれた落書きがとても良い味を出しており、時代を感じさせます。 意味がわからないメモも多数ありますが、当時の雰囲気をそのままに感じ取れる、 大変貴重な資料だと思いました。
その他、初期のメインプログラマー兼サウンドデザイナーである弓削氏、上村氏の インタビュー記事も入っており、当時の開発秘話などが読めます。
残念ながら初回特典のDVDは付いていませんが、 東亜プランのファンの方にはもちろん、 少しでも東亜プランのゲームに触れた事がある方であれば 満足できる逸品だと思います。
東亜プランの熱き魂が込められた数々の名曲達に 是非、貴方も触れてみて下さい。
クリーチャーはフルCGの割にそれが相当にチープなのが気になりますが、ストーリーは結構面白いのです。 米政府が海底から極秘に採掘した隕石には太古の昔に地球に辿り着いた未知の知的生命体が!という話なんですが、知的生命体の表現がタコイカなのは随分とレトロですね。しかもCG。途中本体がちらりと見えることもあるんですが、なんかメカメカしていて触手と不釣合いなのでこれまた不自然。 ビジュアル的にはそんなもんですが、タコイカの能力の生かし方が上手い。タコイカは人間の考えを読み取ってその欲望を満たす幻覚を見せることが出来ます。で、おびき寄せて瞬殺という攻撃パターンを繰り返すんです。メカ担当は萌えよパンティだし、カウボーイは西部劇の舞台、航海士のおっさんは?女性クルーは亡くした旦那と子ども、といった具合で幻覚に惑わされ次々と…。そもそも軽火器では倒せんでしょあの手のクリーチャーは、銃の勝負ではカウボーイは勝ってたのにねえ。
終盤はクリーチャーは人型になることが多いですが、幻覚なのか実体なのか良くわかりません。演出的に主人公の船長の弟がどうも偽者くさいんですが、実は他の生存者が、、、という結末。でも生存組はずっとみんな一緒にいたはずだよね?
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