アストロ球団ファン必携の…
コレクターズアイテムじゃーっ!!
どちくしょう〜〜〜!
色々ご意見はあろうかと思いますが
超個人的にはこの値段を出しても惜しくなかったですよ。超個人的にはね。
今時のゲームってボリュームありすぎで操作も難しかったり
3Dポリゴンで画面に酔ったり
途中で飽きたり疲れたりするんですが、
このゲームはアストロ超人同様「一試合完全燃焼」!
短い時間で燃えまくれます。
プレイし始めたときはクソゲーかと思ったんですが、そうではありません。
「一試合完全燃焼ゲー」なのです。
プレイしてると必死になってる自分に気づきます。
操作もボタンをタイミングよく押すとか連打しまくるとかそんなんばっかりなのに
ほんとに、なぜか必死になるんです。
プレイし終わった後汗かきます。
が、原作を知らないとストーリー展開などわからないことも多いかと思いますので
このゲームを楽しむならまず原作を読むことをオススメします。
アストロとビクトリー両球団の対決の中盤編。
各登場人物がそれぞれの生き様を曝け出して燃え尽きようとしています。
もはや超人か否かは関係ありません。いきなり序盤での敵軍ピッチャーの散り際は、いまや伝説となってます。
観客たちの声援がイデオロギー地味てるのは、どことなく時代が感じられます。
荒唐無稽さが気になる人は第4巻までは買わないでしょう。
だからこそここまで読んでこれた人には、この作品から学べることも少なくないと思います。必死に生きてる人間はそう簡単には死にませんし、自分の思想を他人に受け入れてもらうには、まず有言実行して見せないことには始まらないと云ったところでしょうか。
欠点をあげるならば新魔球です。スカイラブ投法と違って生みの苦しみが描かれていないので、感情移入ができませんでした。ネーミングもいまいちです。
2005年にまさかのドラマ化が実現した「アストロ球団」のドラマのメイキング本なわけですが。
出演者やスタッフのインタビュー中心の構成でなかなか興味深い話が聞けたし、それはそれでいいんですけど、ドラマの中で重要なウェイトを占めた特殊撮影やCGのメイキングについても(コラムと言う形ではなく)もっとページを割いて紹介して欲しかった気がします。
という事で星4つにしましたけど、本の内容は文句なく面白いので、これは限りなく星5つに近い4つです。
最初、そのベタな展開と有り得ない設定に、「有り得ねー!」って感じで、殆ど、少林サッカーを見るような目で見ていたのですが、段々、その非合理的な練習方法や精神力というものを見ているうちに、無条件で感動して来ちゃいまして・・・。
それをみていてつくづく思ったのが、「今の日本人は妙にお利口さんになってしまったな」ということでした。
戦時中の見事なまでの精神主義への反動なのか、あの時代の持っていた、泥臭い、「がむしゃらさ」というものが、見事なまでに身の回りから消えてしまっていることに気が付きました。
「巨人の星」では、年端もいかない子供に大リーグボール養成ギブスなんてのを、飯を食うときにさえ付けさせてたし、「男ドアホウ甲子園」は、鉄の球を投げて、肩を鍛えてたし・・・。
今、そんなことをしたら、二昔前の言葉で言うところの、ナンセンス・・・ってやつですよね。
「ちゃんと、ストレッチしなきゃ、危ないよ」なんて言われたりして・・・(笑)。
でも、我々が子供の時代は、それを何の抵抗もなく見てましたよ。
理屈じゃないんだみたいな・・・。
思えば、私も「精神力!」などと言われるたびに、反発していたものです。
思わず、忘れかけていた昭和を思い出させてくれた逸品です。
伝説の名投手、沢村栄治の魂を宿した体にボールのアザを持つ9人の超人たちが、アストロ球団というチームを作って、メジャーリーグに挑戦すべく、立ち上がるというストーリーなのですが(まあ、南総里見八犬伝の野球バージョンでしょうか(笑)。)、最初は今時珍しいベタなシーンの連続に、家族で、「これはないよ!」と笑っていたのですが、段々と見ているうちに親子ではまってしまいました(笑)。
でも、それ以上に、やはり、男というのは、こういう「ありえねー」映像にも関わらず、「今どき無いよ!」的なベタな展開であっても、何だかこういうものには理屈抜きに反応してしまうものなんですね。
思わず、俺って、かなり単純・・・と思ってしまいました。
こんなの現実には・・・なんて考えていても、有り得ない!って思っていても、段々、口数が減ってくる・・・。
男って、どうにも単純因果な稼業だよな・・・と。
対戦する金田正一監督率いるロッテ(マリーンズではありません。オリオンズです!)の選手たちは、弘田、山崎、有藤、池辺、アルトマン、木樽、成田・・・往年の名選手ばかり。
この時代、金田監督の「九州人のコ**野郎!」発言などに端を発した一連の遺恨試合と呼ばれた太平洋クラブ・ライオンズVSロッテ・オリオンズを見ていた世代にとっては、平和台球場が大いに盛り上がった最後の時代のメンバーでもあり、余計に往事を思い出しました・・・。
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