唄ひ手冥利~其の壱~
このアルバムは発売前から話題性が高く、どのような内容か興味がありました。そしてアルバムをひと通り聞いて感じましたのが「濃い椎名林檎」でした。次に感じたのが「好き嫌いが大きく分かれる」ということでした。
今までのアルバムでも充分に椎名林檎の個性は出ていましたが、このアルバムでは、その個性が更に強調されている感じを受けました。 多分、アイドル歌手のような無難な歌い方を期待して聞く人も多いでしょうが、そのような期待は裏切られると思います。
逆に「椎名林檎とはどんな歌手か?」といった聞き方で捉えると、彼女の個性が明瞭に浮び上がって来て、彼女自身の歌への思い入れを感じ取れると思います。
ただ気になるのが、BGMの弱さです。以前のアルバムはBGMがつよく出来ていましたが、今回は何故か弱く感じました。ノスタルジック感を出そうとしているらしくノイズを加えている曲もありましたが、折角の歌声と合わず不自然で違和感が残りました。
秘密の花園 [DVD]
脚本、音楽、映像、キャストのすべてにおいて、原作の美しさを見事に映像化した珠玉の逸品です。原作は、「小公子」や「小公女」で知られるバーネット女史で、いわゆる世界名作の一つであり、誰が呼んでも感動できる作品です。
通常、こういった作品の場合、某国に作らせると、ただのエンターテイメントにされてしまいがちですが、この作品の場合、アニエスカ・ホランドという女性監督ならではの繊細な演出の元、舞台も原作どおり、そして、原作の明るさも暗さも忠実に映しています。
秘密の花園は、うら寒い曇天ばかりがずっと続く長い冬、その下に広がる荒涼とした土地、一転してまるですべての花のつぼみがはじけたのかと思ってしまうようないきなりの春、というまさにイギリスの気候があってこそ成り立つ物語です。それは、主人公メアリの心そのものであり、自然の変化、つまり、殺伐とした冬から輝く春への変化は、メアリの心の変化そのものであるのです。
イギリスの自然の中撮影し、それに美しく優しい音楽を加え、原作にあまり手を加えることなく脚色することで、この作品はすばらしいものに仕上がっています。
そして、ケイト・メイバリー。彼女以外に誰がメアリを演じます? といえるくらいのはまり役。前半のすさんだ心も、後半の明るさもすべて表情で演じ切り、子役っぽいわざとらしい演技もなく、まさに彼女なくしてこの作品はできなかったでしょう。
グリーングリーン 公式ビジュアルファンブック (MAGICAL CUTE)
全キャラの攻略や、設定など、ファンにはたまらない内容となっております
プレイ前に読むのもアリですがやはりクリアして感動した後、
この本を読んでもう一度それがぶり返ってくる、という二度の感動を
皆さんも体験してみましょうw