劇場版ですが、TVシリーズの1つのお話という雰囲気です。それでも35分は短過ぎますので、お話的にはやや無理をしている部分もあると感じました。
しかし、美術的には素晴らしい。これは現在の人気アニメの劇場版の傾向でもあるのですが、一瞬のシーンに絵画的価値を持つほどの美しい映像が使われており、それだけでも大きな価値があります。それは風景画に顕著ですが、人物でも髪の表現の美しさでは他作品に優るものがあると思います。
また、サクラ姫も知世姫もTV版よりはるかに美しく、心を吸い込まれるような魅力でした。そうです、知世姫も沢山登場し(黒鋼の主の知世姫とは例によって別人ですが)、輝く魅力を放ちますので、知世ファンの方(私もですが)にはとても嬉しいのではないでしょうか。
黒りんも(笑)、ファイさんも、モコナも持ち味を十分に発揮していました。次元の魔女さんの妖しさもただごとではありませんでした。
キンヤさんの主題歌も、サクラ姫自ら歌うエンディングも雰囲気たっぷり。時間は短くても内容ぎっしりの素晴らしい作品と思います。
チャゲアスの名曲をいいとこどりした一品です。 「say yesが初チャゲアスでした」 という人は迷わず[買い]だと思います。 あと、チャゲアスのCDを2,3枚もっている人にも オススメします。 このCDを買って、「お、いいな」と思った曲の もともと入ってるCDを買うという順番で チャゲアスの世界に深く入っていくというのが オススメですね。
エルンスト・ヘフリガーが72歳の時に日本の歌曲をドイツ語で歌ったアルバムで、発売当時絶賛されたCDです。 ヘフリガーは2007年87歳で亡くなりましが、リヒター指揮のバッハの受難曲の名エヴァンゲリストとして名声をあび、端正なドイツ・リートの歌い手としても優れたアルバムを残しています。
ただ、声楽家は、特にテノールは声帯の衰えと共に高音の輝きが無くなりますので、72歳の時の録音が「絶賛」されたという評価は実際にこのアルバムを聴くまでは疑問符が付いていました。それはすぐに払拭されたわけですが。
真面目に歌い続けてきたであろう姿勢が冒頭の「この道」からストレートに伝わってきます。ヘフリガーは山田耕筰の歌曲が好きで、この企画が生まれたそうですが、実に丁寧に歌っています。村上紀子&マルグリット畑中のドイツ語詩がきっと格調高く上手く翻訳された成果が表れているのでしょう。
近衛秀麿作曲の「ちんちん千鳥」はリリック・テノールの本領発揮と言ったところでしょうか。この曲の豊かな叙情性をドイツの声楽家に教えられた気がします。 岡野貞一の「故郷」はこうして聴くとまるでドイツ歌曲ですね。イリナ・ニキーティナのピアノ伴奏の付け方もそうでした。同様に瀧廉太郎の「花」もそうで、ドイツで音楽を学んできたことが理解できる曲想ですね。 梁田貞作曲の「城ヶ島の雨」の寂寥感は胸を打ちます。途中の難しい箇所も上手く乗り切り、名演奏となっています。 成田為三の「浜辺の歌」のメロディの音程の違いはプロデューサーが指摘するべきでしょうね。
辛口になりますがボーナス・トラックとして収録してある大阪のザ・シンフォニーホールにおけるライヴは、無くても良いのにと感じました。 歌心はありますが、コンディションのせいかもしれませんが、声に疲労が感じられ、ザラツキ感もあり、高音の響きのなさを力で押し上げる表現など、全盛期の高音の冴えを知っている者にとっては少し残念な気がしました。ただこの時73歳、「この道」に込められた、慈しむ様な歌心は健在でした。
「シングル・コレクション」とは違い、シングルA面曲のみ収録のアルバムです。
が!
再結成(?)した際に発売された、シングル「10年ロマンス」での、
加橋さんと沢田さんのボーカル・コラボレーション。
HITした「色つきの女でいてくれよ」の、間奏に入った際のギター(森本さん?)のテクニック。
「銀河旅行」での岸辺一徳さんのベーステクニック、四郎さんとの高低音でのコーラス。
どれも鳥肌ものの素晴らしさです。
この3曲を聴くためだけに、アルバム購入しても大満足です!!
「銀河旅行」の発売後、また解散した訳でもなさそうですが、CDが発売される事も無く20年・・・
いろーーーーーーーんな事情があるのでしょうが、このまま自然消滅するには、勿体無さすぎです。
「また、新曲出してください。」
と、願わずにはいられなくなるほどの出来です。
ザ・タイガースの入門アルバムとしては「シングルコレクション」より上かと思います。
デビュー曲「僕のマリー」から「銀河旅行」まで、とにかく素晴らしい出来で【大満足】です♪
驚くほど早く商品は到着しました。 年末のぎりぎりお忙しいところ素早い対応ありがとうございます。
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