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オリヲン座からの招待状 [DVD] とにかく、映画が好き。映画を見てもらいたい。ただ、それだけのために生きた主人公の姿が心を打つ。
Safe As Yesterday  タイトル曲はゼッペリンの「ゴナ・リーヴ・ユー」的なアコースティックかつヘヴィー、雄大なスケール感が素晴らしいぞくぞくするような傑作。若々しいピーター・フランプトンのヴォーカルとスティーヴ・マリオットのコクのあるヴォーカルがからまり、途中1971、2年頃のジェネシスみたいになりつつ最後はヘヴィーでスペーシーなギタープレイでチョン切れるという。。。この最後の部分はいつ聴いても小便チビリそうになります。膀胱を刺激する。
「バターミルクボーイ」は田舎の純情な少年と都会のすれた大人の男を対比させた曲。マリオットが「あー、なんていうトラウマ・ミュージックだ」と叫ぶのだけれど、この曲ってマリオットからフランプトンへのあてつけのように思える。
 有名なデビューシングル曲「ナチュラル・ボーン・ブギー」が収録されていないのは不満である。
 試行錯誤中のバンドの姿がおさめられており、インド音楽、カントリー、ブルーズ、神秘主義的な音楽、ハードタッチのポップロック等が展開されている。

Humble Pie イギリスでは、ミシュランの三ツ星を獲得し、ドバイ、東京、ニューヨークを皮切りに、世界的なレストラン展開に乗り出した、スコットランド出身のシェフ、ゴードンラムゼイ。この本は、彼の波乱万丈の人生を、赤裸々に語った自伝であり、発売前から楽しみにしていた一冊です。

シェフとしての名声を手に入れ、結婚後は4人の子供にも恵まれるなど、一見、順風満帆に見えるゴードンの人生は、いかなる逆境にもめげることなく、強靭な精神力と、料理への情熱を持って邁進し続けた、彼の努力の賜物であることを、この本は教えてくれます。

貧しい家庭に生まれ、父親の暴力に耐えながら過ごした幼少期。プロサッカー選手への夢が絶たれた、挫折の少年時代。そして、料理の道に入ってからも、次々と直面する困難。実話であることを疑ってしまうような、あまりにもドラマチックな展開に、時間を忘れて一気読みしてしまいました。

ゴードンの過去と現在は、彼らしい、非常に感情的な文体で執筆されており、成功の裏に隠された、彼の複雑な心境は、本のタイトル「Humble Pie(屈辱)」として、上手く表現されていると思います。

詳しい内容は、読んでからのお楽しみ。。。ですが、マルコピエールやジョエルロブションとの独裁的な師弟関係、性差別主義者として批判されていることへの反論、そして、ゴードン自身のシェフ哲学が、率直に述べられているあたりは、特に興味深く読むことができました。

「努力なくして成功なし!」と言う格言を、一シェフの実体験をとおして学ぶことができ、また、挫けそうになった時にも勇気を与えてくれる、人生の教科書です。

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